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10月18日、シャンソン化粧品シャンソンVマジックの藤岡麻菜美が、チームの公式YouTubeチャンネル内での動画にて、自身が国の指定難病である『家族性地中海熱』と診断されたことを発表した。
約4年前から体調に異変を感じていたという藤岡は、通院や入院を繰り返していたが、今年の4月に自身の病名が国の指定難病である『家族性地中海熱』だと判明したという。
国内では500人ほどしか例がないという家族性地中海熱は、周期的な発熱や腹痛の症状が起きる自己炎症性疾患であり、藤岡は「完治することはなく、一生付き合っていく病気」だと説明した。
【ご報告】
いつも温かいご声援ありがとうございます。
皆様の力を借りて、前に進んでいきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!https://t.co/YQrvePZTgT— 藤岡麻菜美 (@neobaske01) October 18, 2022
シャンソンの選手としてだけでなく、母校である千葉英和高校のアシスタントコーチも務めている藤岡だが、多いときには月に5〜6回ほど発熱し、腹痛や強い倦怠感、食欲不振に苦しめられていたという。昨シーズンはチーム最年長として副キャプテンを務めていたが、症状の悪化により、チームの力になれなかった苦悩を語った。
また、病名が判明したときの心境については「戸惑いもあったけど、『やっと希望の光が差した』みたいな感じで、もう一回頑張ろうと思いました」と語り、病名を公表することを決めた理由については「原因が分からなくて、ずっと苦しんでいた経験が辛かったので、同じような症状で苦しんでいる方だったり、原因が分からず病院を転々としている方たちの助けになりたい」と自身の考えを明かした。
なお、今年の7月からは新しい治療法を開始しており、現在では発熱やほかの症状もほとんど現れなくなっているという。今後も疲労度の調整など日々のコントロールは必要になるが、「今は元気にやっていますし、開幕戦が待ち遠しくてたまらないです」と藤岡は笑顔で語った。
これまでファンの温かいメッセージに何度も助けられたという藤岡は、「最後まで諦めずにコートに立ち続けていきたい」と力強く語り、「今年はコートで存在感を発揮して、思い切ってプレーしている姿を皆さんに見ていただきたいので、今後ともご声援をよろしくお願いいたします」と動画を締めくくった。