2022.10.20

12分半の出場で14得点を奪ったENEOSの林…「オフェンスで流れを作るのが自分の役目」

トヨタ自動車との開幕戦に出場した林(中央)[写真]=Wリーグ
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 10月19日、第24回Wリーグがついに始まり、開幕戦ではENEOSサンフラワーズと前年度王者のトヨタ自動車アンテロープスが激突。前半で39-20と大きくリードを許したENEOSは、後半に林咲希の投入で逆転を図るものの、点差を埋めきることはできず57-70で惜しくも白星を逃した。

 4月上旬には右足首を疲労骨折し、第23回Wリーグプレーオフの欠場がチームより発表されていた林。今回の開幕戦も12分37秒の出場とプレータイムは長くなかったが、3ポイントシュートを6本中3本沈めるなど、合計14得点を奪うパフォーマンスを披露した。「コーチ陣も、私に負担がかからないようにしてくれたと思う」と、林はゲームを振り返った。

3本の3Pを射抜くなど、合計14得点を挙げた林(中央)[写真]=Wリーグ

「トヨタさんがそこまで自分のところを攻めてこなかったというのもありますが、オフェンスで流れを持ってくるのが自分の役目なので。そこを集中してやれたかなと思います」

 林はチームに合流してからまだ日が浅く、対人練習は10月に入ってからとも話した。まだ本調子を取り戻してはいないようだが、「観客の方々の応援が耳に届いたので、(実戦に)帰ってこれたのはすごく嬉しいですし、スリーを決められたことは1つ成長になりました」と、コートに立つことを楽しく感じているという。

 前半ではペースがつかめない時間の続いたENEOS。「今日は40分間を通して、あまり良いリズムがなかったのかな。ここはコーチと選手が話し合ってやっていくべきかなと思います。やっぱりみんな緊張してたし、チーム内での競争が足りていないのかなと自分自身も反省しているので、練習から変えていきたいです」とチームの改善点について述べている。

 第1戦に引き続き、20日に国立競技場代々木第二体育館でトヨタ自動車との第2戦に臨むENEOS。林は「明日は良いプレーを皆さんにお届けできるようにがんばります」と意気込みを語り、リベンジマッチで今季初勝利を狙う。