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国際バスケットボール連盟(FIBA)は6月2日、元女子日本代表として活躍し、現在はトヨタ自動車アンテロープスの指揮官を務める大神雄子氏のFIBA殿堂入りを発表した。日本人が殿堂入りするのは2007年の植田義巳氏(貢献者枠)、2021年の佐古賢一氏(選手枠)に続く、史上3人目(選手枠としては2人目)の快挙となる。
1982年、山形県山形市生まれの大神氏は、2001年にジャパンエナジーJOMOサンフラワーズ(現ENEOSサンフラワーズ)に加入。2012-13シーズンに退団するまで同チームを9度のWリーグ優勝、7度の皇后杯に導く。代表関連ではアンダーカテゴリーからチームをけん引し、2001年にはトップチーム入りを実現。7度出場した「女子アジア選手権大会」では計6枚のメダルをもたらし、2010年に開催された「FIBA女子世界選手権大会」では大会得点王に輝くなど、日本屈指の攻撃力を持つ敏腕ガードとして名をはせた。
今回発表された殿堂入りはコーチが2名、選手が10名の計12名。男子では中国のレジェンド、姚明(元ヒューストン・ロケッツほか)、女子では2006年にオーストラリアを初の世界王者に導いたペニー・テイラー(元マーキュリーほか)らが選出されている。
大神氏は日本バスケットボール協会(JBA)の公式サイトを通じ、以下のようにコメントしている。
「FIBAより殿堂入りのご連絡をいただきました。大きな驚きとともに大変うれしく思います。あらためて振り返ると、本当に長い期間、代表選手として活動させていただいたのだなぁと感謝の気持ちでいっぱいです」
「小学生でバスケットボールを始めて以来、たくさんのコーチの下で指導を受け、また、所属チームのご理解・ご協力で代表にも送り出していただき、そしてともに戦ったチームや代表の仲間たちのおかげで今の自分があります。かかわってくださった皆さま、いつも大きな声援を送ってくれる家族、そして皆さまに改めてお礼を申し上げます」
「私はいま指導者の道を歩んでいますが、私の経験が少しでも皆さんのお役にたてるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。そして日本のバスケットボール界へのご声援をよろしくお願いいたします。バスケで日本を元気に! ありがとうございました」
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