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3月29日、スカイホール豊田で行われたWリーグ・プレーオフセミファイナル第1戦で、富士通レッドウェーブがENEOSサンフラワーズを78-64で下し、ファイナル進出に向けて好スタートを切った。
この試合で光ったのは、富士通のディフェンス力。BTテーブスヘッドコーチが「出だしから最後まで簡単に得点を許さなかった」と語ったように、相手の得点を抑え、インサイドの守備を徹底。試合を通して相手の2P成功率を29.7パーセントに抑え、リバウンドでも53-33と圧倒。個人では、町田瑠唯が19得点14リバウンド10アシストのトリプルダブルを記録し、攻守にわたってチームをけん引した。
この試合で、富士通にとってもう一つの大きなニュースとなったのが、林咲希の復帰だ。昨年11月に負傷で戦線離脱して以来139日ぶりのカムバックとなった林は第2クォーター途中からコートに立ち、約9分間プレー。得点こそなかったが、ディフェンスでは2スティールを記録し、存在感を見せた。
試合後、林は「試合に出た時の感覚は前と少し違ったが後半少しは馴染んできた。少しずつ慣れていけたら。あと4勝(して優勝)することが自分たちの目標。チームに良い影響を与えられるようなプレーや過ごし方をできたら」と語り、意欲を見せた。
チーム一丸となって頂点を目指す富士通にとって、林の復帰は心強い追い風となる。
■試合結果
富士通 78-64 ENEOS
富士通|20|16|26|16|=78
ENEOS|19|14|19|12|=64