2021.08.07
8月4日、女子バスケットボールの準々決勝が行われ、日本代表は86-85でベルギー代表に勝利し、日本バスケ史上初となるオリンピックでベスト4進出を果たした。
ベルギー戦では約11分の出場で4得点、攻防においてハードに動き、チャンスがあれば積極的に走って攻撃参加したのが長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)だ。長岡は、リバウンドにも絡むなど、オールラウンドな動きを見せた。
長岡の試合後のコメントを日本バスケットボール協会が掲載している。
「最後にブザーが鳴ったときに、ベンチでは何が起きているのか分からず、みんなで固まっていました。本当に勝てて良かったです」と喜びの声を発した長岡。
ベルギー戦ではこれまでのスターターではなくバックアップとして出場。スターターではないことを試合当日の朝に聞いたそうで、「自分自身もすごく葛藤がありました。宮澤(夕貴)選手はシュートの調子が上がっていましたし、相手のインサイドプレーヤーはそこまで速くないので、シューターの方が効くということで交代になりました」とその時の心境を語る。
それでも、「私としても控えで出て、エネルギッシュにディフェンスやリバウンドすることで、また違ったバスケットができました」ともコメントした。
「(ベルギー戦は)最後の時間帯に先発メンバーがそのまま出続けていましたが、それまでにつないだ私たち控えの役割も絶対にこの勝利には必要だったと思います。私がスタートで出ていたときも同じように思っていたので、そこはいつどこで(試合に)出ても変わらないです」と役割に応えるべく戦ったことに胸を張る。
準決勝の相手はフランス代表。予選リーグで対戦した相手だが、この試合で長岡は決定打ともなるシュートを決めている。一度コートに立てば与えられた仕事に徹するオールラウンダーは、準決勝でも常に勝利を考えたプレーでチームを引っ張っていく。
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