2021.08.09

日本のインサイドを支えた赤穂ひまわり「少しは成長できたのかなと…」

準決勝では17得点をマークし、銀メダル獲得に大きく貢献した赤穂ひまわり[写真]=fiba.com
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 8月8日、東京オリンピックの5人制バスケットボール女子決勝戦が行われ、すでにメダル獲得が確定している日本代表がアメリカ代表と対戦した。

 ついに目標だった金メダルをかけた戦いに挑んだ日本代表。しかし、日本への対策が十分に練られていた女王・アメリカの壁は厚く、残念ながら75−90で敗退となった。現在22歳の赤穂ひまわり(デンソーアイリス)は、全6試合にスタメンで出場。高いリバウンド力に加え、準決勝のフランス戦ではチームハイの17得点をマークするなど、オフェンス面でも大きなインパクトを残した。

 その赤穂の試合後のコメントを日本バスケットボール協会(JBA)が掲載している。

 決勝戦については「予選ラウンドのアメリカ戦できたことが、今日はぜんぜんできなくなってしまい、そこで日本の足も止まってしまった部分があります。外回りの選手も止められて、ほかのところでもミスマッチを作られ、やりたいことをやらせてもらえませんでした」と振り返った。

 試合を通して、日本のシュートはアメリカのブロックショットに幾度も阻まれた。「ブロックが来ることは分かっていましたが、それでも叩かれてしまい、そこは課題として残りました。ドライブが通用する部分もあったとは思いますが、フィニッシュの仕方はもっと練習していかないといけないです」とコメントした赤穂は、今後は世界最高峰のブロックを想定して練習を重ねていくだろう。

「この舞台でも自分の持ち味を出せた実感はあるので、少しは成長できたのかなと思います。うまくいったところもあれば、相手に止められてしまう部分もありました。課題も見つかったので、次に向けてしっかり練習していきたいです」

 女子日本代表は日本バスケットボール史上初となるメダルを獲得した。それでも赤穂は満足することなく、自身の課題を改善するためにWリーグの戦いへ臨んでいく。

[写真]=Getty Images

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