2021.10.04
10月2日、「FIBA女子アジアカップ2021」準決勝が行われ、大会4連覇中の日本代表(FIBAランキング8位)はオーストラリア代表(同3位)と対戦。一進一退の試合を67-65で制した日本が決勝進出を決めた。
ベンチから出場した山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)は14分47秒のプレータイムを得ると、12得点2リバウンド1アシスト1スティールをマークした。
試合後の会見に応じた山本は「自分はディフェンスでプレッシャーをかけて、相手のポイントゲッターを潰す役割でもあると思うので、今日はその仕事をしっかりやろうと試合に臨みました」とコメント。一方、オフェンス面では「コーチたちにも自分のシュート力を活かして思い切ってプレーしてこいと言われていたので、しっかり切り替えて今日の試合に入れて良かったです」と語った。
第3クォーターにはコンタクトを受けながらもレイアップを決め切り、バスケットカウントを奪った山本は、3x3日本代表として東京オリンピックを戦った経験が、5人制でも活きているという。「大きい選手との1対1が3x3では多かったので、そこで横のコンタクトは培われました。今日はそれが発揮できて良かったです」
予選リーグの3試合では迷いながらプレーしている部分もあったと話す山本だが、準決勝の舞台では本来の力を発揮し、今大会最多となる12得点をマーク。日本の決勝進出に大きく貢献した。
反省点としては「3ポイントシュートばかりになってしまった時間帯があった」と話し、外角シュートが決まらずチームがリズムをつかめないときにこそ「もっとペイントアタックができたらよかった」と口にすると、「悪い流れのときに誰にボールをシェアしたらいいのかをもっと考えてプレーすれば、日本のいいリズムを作り出せると思うので、そこはもっと意識してやっていきたい」と司令塔としての課題についても言及した。
また山本は、スターターを務める宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)について「宮崎さんがタフにプレーしているからこそ、自分も試合に出たとき、そのバトンをつないで頑張ろうと思えるので、すごいいい関係性だと思います」と語り、高いモチベーションでベンチから出場することができているようだ。
今夜21時から行われる決勝戦については「中国は大きい選手が多く、ディフェンスも頑張るチームだと思うんですが、自分たちが40分間、日本のバスケを相手よりも高いエネルギーでやれたら絶対勝てると思います。全員でエネルギーを与え合って頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
「予選では自分らしさを出せてなかったので、『ここから』というのが自分の正直な気持ちです」と話す山本。ベンチからの起爆剤として、大会5連覇をかけた中国(同7位)との決勝戦に臨む。
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