2022.09.23
9月22日、オーストラリアで「FIBA女子ワールドカップ2022」が開幕し、女子日本代表はグループフェーズ初戦でマリ代表と対戦した。
日本は試合序盤こそ相手のフィジカルに苦しんだものの、体を張ったディフェンスで耐えると、平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)の3ポイントシュートをきっかけにリズムをつかみ、テンポ良く得点を重ねていく。
前半終了時点で18点のリードを奪うと、後半もアウトサイドを中心に攻め続けた一方、アグレッシブなディフェンスで相手の攻撃をシャットアウト。89-56で試合終了の笛を迎え、ワールドカップ初戦で白星を飾った。
日本代表を指揮する恩塚亨ヘッドコーチは、試合終了後記者会見に登壇。「初戦で勝利を手に入れられたことを評価している。チームでタイムシェアをして戦い抜けたこと、いいコミュニケーションを取れたことを評価している」としたが、「私たちの目標は世界一。世界一の基準でプレーできたかというと足りない部分があるので、ゲームで得た学びを次に生かしたい」と反省を口にした。
昨夏行われた東京オリンピックでは銀メダルを獲得し、今大会は世界一を目標に戦う日本。恩塚HCは試合前に「我々の強みはチームワークだと強調した」といい、「それは息のあったプレーだけじゃなくて、お互いに安心感を与えられること。(マリ戦では)安心感をお互いに与えられたことが大きかった」と振り返った。
日本は明日、セルビア代表と対戦する。指揮官は「基本的にはセルビアのディフェンス力に警戒している」と話し、「そのディフェンスに対して足が止まらないように、停滞しないようにしていくことを考えている」とコメント。そのうえで、「セルビアはマリ同様フィジカルなディフェンスで削ってくる。マリ戦でもポイントガードが止められてしまったので、そこに手を加え、行き詰まった時にオプションを持てるようにしたい」と考えを明かした。
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