2022.09.25
9月23日、オーストラリアのシドニーで「FIBA女子ワールドカップ2022」が開催され、女子日本代表(FIBAランキング8位)はグループフェーズ第2戦でセルビア代表(同10位)と対戦。初戦のマリ代表戦は89-56と快勝を収めた日本だったが、セルビア戦では3ポイントシュートの成功率が22.7パーセントにとどまったこともあり、64-69で敗北を喫した。
次戦、ここまで2戦2勝と波に乗っているカナダを相手取る日本。指揮官の恩塚亨ヘッドコーチが、カナダ戦に向けたポイントや対策を語った。
恩塚HCはカナダを「フィジカルなチームで、出場チームのなかでも一番ディフェンスが強いんじゃないかと思っています。それはボールマンもそうですし、ビッグマンのサイズや機動力も含めて、タフなチームになると思うので」と分析。「セルビア戦はタフなシュートセレクションが多くなってしまったので、周りを見てコントロールしたアタックができたら、いい判断やいいシュートにつながると思います」。
セルビア戦で課題となったディフェンスについては、「ローテーション自体をミスしたというより、最後のシュートコンテストが甘かったという評価が正しい分析かな、と考えています」と話した恩塚HC。チーム内でのコミュニケーションが取れていなかった部分があったと語り、次戦につなげていくためチームで反省点の共有を行ったようだ。
また、セルビア戦の第1クォーターでは9-24と、思うように得点を伸ばせなかった日本。恩塚HCはすべてのシュートを見返し、良いセレクションだったかどうかを一つひとつ確認したという。「ペイントアタックの回数はオリンピックより多いんですよ。結果的に3ポイントシュートが入ってなかっただけで、自信を失わずに打ち続けていくこと。この部分で戦うことを大事にしていきたいと思っています」と語った。
選手のタイムシェアについては「少し起用法は変わるかなと。(調子のいい選手を長く出場させる)マネージメントをしようと思っています。もちろん均等にプレータイムをシェアするのが理想なんですが、人間なのでいいときも良くないときもあるじゃないですか。結果から逆算して、最善の選択をしていくという風に考えています」と話し、状況を見極めた選手起用を続けていくと示唆している。
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