2023.06.17
6月15日、デンマーク代表(FIBAランキング52位)との「三井不動産カップ2023(高崎大会)」を控えた女子日本代表(同9位)が高崎アリーナで前日練習を実施。練習の一部がメディアに公開され、練習後に恩塚亨ヘッドコーチと選手が囲み取材に応じた。
恩塚HCは「確実に成長しています。ただ、成長に限りはないので、階段を登っているところです」とチームの現状に言及。5月8日の始動から合宿やカナダ遠征で攻守両面の強化を進めてきたという。「オフェンスでは軽やかに、思いきりよくプレーすること。簡単に言うと停滞しない。ディフェンスではリバウンドの部分。相手はセカンドチャンスを狙ってきます。体を張って、5人で対応する。そういったことをトレーニングしてきました」。
7日まで行われたカナダ遠征を終えて、渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)、川井麻衣(トヨタ自動車 アンテロープス)、野口さくら(アイシン ウィングス)の3名が「FIBA女子アジアカップ2023」メンバーから落選。19歳の朝比奈あずさ(筑波大学2年)がメンバーに生き残った。指揮官は「今選びうる最高の選手、あるいは最高の掛け合わせを考えて選考したのが一つのポイントです」とメンバー選出の理由を説明し、次のように続けた。
「選手たちに求めていたのは機動力。それはいいポジションを相手より先に取って、有利に戦うこと。横並びの勝負をするようなバスケットでは私たちにとって分が悪いので、いいポジションを先取りして、有利な状態で戦う回数を増やしたいと思っています。そういったポジショニング力とシュート力があれば、3ポイントシュートやミッドレンジジャンパーが入ってきます。あとは高いエネルギーで最初から最後までプレーし続けること。自分だけではなく、周りの人にも影響を与え続けられる。これがチームにとってすごく大事なコンセプトでした。そういったところに長けた選手をピックアップしました」
「渡嘉敷選手にそれがなかったということは言いたくありません。チームのために常に声を掛けてくれて、高いモチベーションで頑張ってくれていました。その点に関しては心から感謝しています」とも語り、「アジアカップを考えた時、コンセプトにハマる選手を選考したと考えていただければと思います」と意図を明かした。
デンマーク代表との3連戦を「アジアカップで優勝するために、自信をつけるためのゲーム」と位置づけており、「いろいろなことにチャレンジしていきたいです。良かった部分は手応えにして、うまくいかなかった部分は学びにして次につなげていきたい。チーム一丸で戦っていきたいです」と意気込みを語った。
16日の初戦は18時ティップオフ。17日、18日は15時から行われる。
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