2024.07.05
パリ2024オリンピックへの出場権を獲得したバスケットボール女子日本代表(FIBAランキング9位)が2月13日、「FIBAオリンピック世界最終予選2024(OQT)」の開催地であるハンガリーから帰国した。
成田空港に到着すると、JAL(日本航空)の職員が花束を持ってお出迎え。キャプテンを務めた林咲希や恩塚亨ヘッドコーチらは、ファンから送られる拍手に笑顔で応えた。
直後には記者会見が行われ、「東京オリンピックの後、勝って当たり前というプレッシャーがあったと思う。選手たちはすべてをかけて戦ってくれました。チームで戦い抜けた結果、パリ五輪への切符を勝ち取れた。選手たちを誇りに思っています」と指揮官。林は「壮行会の時に日本に明るいニュースを届けると宣言し、こういう形で示すことができてうれしく思っています。今回代表に選ばれなかった選手たちや離脱した選手たちの思いも背負いながら戦い抜けたと思います」と、安堵のコメントを残した。
“走り勝つシューター軍団”をチームコンセプトに掲げていた日本代表は、平均身長174.4センチという小柄なラインナップで強豪揃いの“死の組”に挑戦。FIBAランキングでは格上のスペイン(4位)、カナダ(5位)に勝利したものの、身長208センチの長身センターを擁するハンガリー(19位)に敗れるなど、フィジカルで上回る相手に苦戦した部分も散見された。
恩塚HCは「リバウンド数的には想定より3~4本多く取られたなというところでした。ある程度取られることは想定していて、それよりも自分たちの強みである速さ、シュート力で勝負しようということだった。想定より多く取られた3~4本を分析して対策していくことで乗り越えていけると、今は思っています。これからパリへ向けて課題として向き合っていこうと思っています」と、“高さ対策”についてコメント。
OQT同組では最小の身長163センチながら、スピードとシュート精度を武器にMVPと最多得点に輝いた山本麻衣は、「日本のスピードやシュート力は世界にも通用すると確信できた。まだ国内でWリーグも続くので、日本のレベル自体をどんどん上げるように切磋琢磨していきたいと思います。個人としてはオフェンスのバリエーションだったり、ディフェンスでのフィジカルの面ももう一段階、二段階レベルアップして、パリで金メダルとれるように頑張っていきたいです」と、大舞台を見据えた。
パリ五輪のバスケットボール競技は現地時間7月27日に開幕。同3月19日にスイスで組み合わせ抽選会が行われる。
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