2024.07.06

バスケ女子日本代表がパリ五輪前、国内最終戦を勝利で飾る…高田23得点、宮澤16得点、エブリン13得点

チームハイの23得点で勝利に貢献した髙田真希 [写真]=Getty Images
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 7月6日に有明アリーナで「三井不動産カップ2024(東京大会)」が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)がニュージーランド代表(同26位)との第2戦に臨んだ。

 4日に行われた第1戦で25本の3ポイントシュートを決めるなどして125−57と快勝した日本は、宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、山本麻衣(トヨタ自動車 アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、馬瓜ステファニー(カサデモント サラゴサ/スペイン)、髙田真希が先発に名を連ねた。

 宮崎が連続してドライブを決めてスタートした日本だが、初戦よりも意識を高めたニュージーランドのディフェンスに手を焼く展開に。それでも残り4分2秒に宮澤夕貴(富士通)がこの試合で初の3ポイントを決めると、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)が2本、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)と続きリードを広げ、24−13とリードを奪った。

 第2クォーターはニュージーランドのエース、ローレン・ウィッティカーの内外の得点でなどで0−10のランを許すと、恩塚亨ヘッドコーチがタイムアウトを請求して立て直しを図る。すると、馬瓜エブリン(デンソー)が決めるなどして7−0のランで対抗。終盤は高田の3ポイント、バスカンで得点を重ねて47−29で折り返した。

 前半で21本のターンオーバーを誘発させたディフェンスは後半に入っても継続、イージーシュートを許さない。攻防のペースを上げた日本は山本のフローター、馬瓜エブリンのレイアップ、林の3ポイントなどで58−36と20点ものリードを奪った。相手の得点を9に抑えた70−38で最後の10分間へ。

 第4クォーターは高田の3本目の3ポイントでスタートしたすると、先発、ベンチスタートに関わらず、自身の持ち味を発揮していく。最後までディフェンスの強度を緩めなかった日本が92−50で勝利。ヨーロッパへ出発する前、日本で最後の試合を勝利で締めくくった女子日本代表が、パリの本番に向けて順調な仕上がりをファンの前で披露したと言えるだろう。

 攻撃では高田が23得点、宮澤が4本の3ポイントを含む16得点、馬瓜エブリンが13得点をマーク。一方ウィッティカーに33得点を許すなどディフェンスでは手を焼いたものの、20本のスティールを奪い、さらに36本のターンオーバーを犯させるなど、堅いディフェンスで終始日本ペースで試合を運んだ。

◾️「三井不動産カップ2024(東京大会)」第2戦 試合結果
日本 92-50 ニュージーランド
JPN|24|23|23|22|=92
NZL|13|16|9|12|=50

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