2021.09.01

車いすバスケ男子代表が激戦を制してベスト4進出/東京パラリンピック

チーム最多の20得点を挙げた香西 [写真]=Getty Images
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 9月1日、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技は大会8日目を迎え、有明アリーナで男子の決勝トーナメントが行われた。

 第5試合には予選グループAで2位の準々決勝にコマを進めた日本代表がグループB3位のオーストラリア代表と対戦。日本の先発は鳥海連志、赤石竜我、藤本怜央、秋田啓、岩井孝義と今大会初めてのセットで大一番に臨んだ。

 鳥海のシュートで先制した日本、秋田、藤本が続き、オーストラリアに対抗。残り3分17秒、鋭い反応で相手のパスをカットした鳥海の速攻が決まり12−10とリードするも、最初の10分間は14−14の互角となる。

 第2クォーターからコートに入った香西宏昭が開始早々に3ポイントを決めると4分弱で9得点をマーク。25−18とリードする。しかし、オーストラリアの高さを生かした攻めを止めれれず、35−30で前半を終了した。香西はこのクォーターだけで2本の3本とを含む14得点と大爆発。

 後半、ミスからの失点でオーストラリアに37−35と2点差に詰められる。しかし、ここで鳥海、藤本のシュートが決まり、リードを取り戻す。激しディフェンスで得点を抑え、終盤、香西のシュートも決まり47−39として最終クォーターへ。

 最後の10分、オーストラリアの猛攻にあい、2点差に詰められる。ここから一進一退の展開となり、互いの攻防でヒートアップ。残り1分28秒、鳥海がパスカットから速攻を決めて59−53とする。その後、オーストラリアの攻撃をしのいだ日本が61−55で勝利。

 個人スタッツでは香西が20得点とチームハイ、鳥海が15得点12リバウンド9アシスト、藤本が14得点、秋田が10得点と4名が2ケタ得点をマーク。勝利に貢献。日本は9月3日、メダルをかけて準決勝でイギリスと対戦する。

■試合結果
日本 61−55 オーストラリア
 日   本 |14|21|12|14|=61
オーストラリア|14|6|19|16|=55

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