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8月30日、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技は大会6日目を迎え、有明アリーナで男子予選リーグ計5試合が組まれた。
第3試合では予選グループAで2位のトルコ代表と同3位の日本代表が対戦。両チームとも準々決勝進出を決めており、メダル獲得をにらんでともに負けられない一戦となる。日本のスタートファイブには豊島英、鳥海連志、川原凜、藤本怜央、秋田啓が名を連ねた。
藤本がリバウンドをねじ込んでスタートしたこの試合、その後はタフショットを強いられ得点を入れられない。パスミスも続き、2−8とされたところで日本はタイムアウトを請求、立て直しを図った。さらにコートに入った香西宏昭と古沢拓也がシュートを決めてビハインドを縮める。最初の10分は9−12で3点を追う展開に。
第2クォーターは香西の3ポイントシュートを決めて、すかさず同点とする。互いに得点ペースが上がるなか、藤本が連続でシュートを決めると24−21とリードを広げる。しかし、終盤、ミスもありトルコに連続得点を許し、前半は28−27と1点リードで折り返した。
後半に入り、トルコに連続得点され、逆転を許した日本だが、藤本、秋田のシュートで引き離されずについていく。このクォーターは藤本がチームをけん引。3ポイントを含む7得点を挙げると、終盤、古沢のシュートが決まり45−44と逆転に成功。
第4クォーターの開始から古沢、鳥海、藤本は連続でシュートを決め51−46とリードを広げる日本。さらに鳥海、香西のホットラインが連続で決まり、残り2分13秒、63−55とする。その後も着実に得点を重ねた日本が67−55で勝利した。
個人スタッツでは香西が22得点、藤本が19得点と両エースが勝利に貢献。秋田も12得点と2ケタをマークした。鳥海は4得点に終わるが14リバウンド8アシストとチームを支えた。日本はこれで予選グループAで2位となり、準々決勝にコマを進める。
■試合結果
トルコ 55−67 日本
トルコ|12|15|17|11|=55
日 本|9|19|17|22|=67