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8月20日、韓国女子バスケットボールリーグ(WKBL)で2024-25新人選手ドラフトが開催され、大阪桐蔭高校出身の洪有純(ホン・ユスン)が全体1位指名を受けた。
現在19歳のホン・ユスンは、179センチ70キロのセンター。大阪府で生まれ育った在日韓国人4世で、大阪桐蔭高校2年次には国体の大阪府代表にも選出された実績を持つ。大阪産業大学に進学後、中退して3x3の選手として活動しており、この度WKBLのドラフトにエントリー。ドラフト直前の体力測定では多部門で1位となるなど存在感を示し、新韓銀行エスバーズから全体1位で指名を受けた。
WKBLで在日韓国人選手が1位指名を受けたのは史上初とのこと。指名直後には壇上で「指名の感想をお願いします」と日本語で振られたが、メモを手に韓国語であいさつ。「こんにちは。ホン・ユスンです。指名していただきました新韓銀行の監督、コーチの皆さん、ありがとうございます。日本で生まれ育った私が祖父母の故郷である韓国でバスケットボールができることをとてもうれしく思っています。これから頑張ってチームに必要な選手になります。ありがとうございます」と笑顔で頭を下げ、大きな拍手を浴びた。
なお、今回のWKBL新人ドラフトでは、岐阜女子高校と松蔭大学に在籍していた大角地黎も、2巡目全体8位でKBスターズから指名を受けWKBL入り。WKBLでは今オフから日本国籍の選手を各チーム2名まで受け入れ可能とする「アジアクォーター制(アジア枠)」も導入しており、元シャンソン化粧品シャンソンVマジックの谷村里佳や、昨シーズンまでデンソーアイリスに在籍していた渡部友里奈、永田萌絵らもWKBLへ移籍。
この夏は、日本で育った女子バスケットボール選手たちが続々と韓国へ渡っている。