2017.05.10

スパーズが西地区決勝進出に王手、ロケッツとの延長戦を制す

勝利を喜ぶスパーズメンバーと、ロケッツのハーデン(左) [写真]=Getty Images
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 5月10日(現地時間9日)にNBAプレーオフのウェスタンカンファレンス準決勝第5戦がAT&Tセンターで行われ、サンアントニオ・スパーズヒューストン・ロケッツと対戦した。

 スパーズは試合開始序盤からダニー・グリーンパティ・ミルズカワイ・レナードが立て続けに3ポイントシュートを記録して主導権を握る。しかし、中盤はスコアが伸び悩むと、ジェームズ・ハーデンの連続3ポイントなどで詰め寄られ、残り2分9秒にはルー・ウィリアムズに逆転弾を与える。その後はジョナソン・シモンズの4得点、マヌ・ジノビリの2得点で試合をひっくり返し、32-29の3点リードで最初の12分間を終えた。

 続く第2クォーターも激しい点の取り合いが繰り広げられる。スパーズは2点リードで迎えた残り3分6秒に3ポイントを与えると、同2分43秒にハーデン、同1分47秒にライアン・アンダーソンにそれぞれ2本のフリースローを決められるなど攻めこまれ、58-60でハーフタイムを迎えた。

 第3クォーターは序盤からロケッツペースで試合が進む中、スパーズはレナードとミルズを起点に何とか応戦。徐々に点差を縮めると、終了間際にグリーンが3ポイントを沈め、86-85と逆転に成功した。

 ジノビリの3ポイントで先制した第4クォーターだったが、残り9分55秒の得点を最後に同4分2秒まで無得点に終わり、同2分33秒に5点のビハインド。しかし、ミルズの3ポイントとラマーカス・オルドリッジの得点で同点に追いつき、その後は両チームとも2点ずつ加え、101-101で48分間を終えた。

 延長戦では残り2分に3ポイントを許したが、シモンズのフリースロー2本とグリーンの3ポイントでリードを奪う。同47秒に再び試合をひっくり返されるも、グリーンの得点ですぐさま突き放し、最終スコア110-107で競り勝った。

 3勝2敗で西地区決勝進出に王手をかけたスパーズは、エースのレナードが22得点15リバウンド4アシストを挙げ、ベテランのジノビリが12得点7リバウンド5アシスト1ブロックの活躍を見せた。一方、ロケッツはハーデンが33得点10リバウンド10アシストの“トリプルダブル”を達成したが、3点差で敗れ後がなくなった。

【試合結果】
サンアントニオ・スパーズ 110-107 ヒューストン・ロケッツ