2018.01.09

【NBA新記録】40歳ながらベンチ出場で20得点以上を記録したジノビリとカーター

40歳のジノビリは、2試合連続20得点以上とNBA新記録を樹立[写真]=Getty Images
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 2017年12月28日(現地時間27日)、新たなNBA記録が生まれた。サクラメント・キングスのビンス・カーターが、クリーブランド・キャバリアーズとの試合で24得点を挙げた。カーターはキャリア20年目で、40歳の大ベテラン。現地メディア『Elias Sports』によると、NBA史上、ベンチ出場から20得点以上を記録した40歳は皆無だったことから、カーターは新たな記録を樹立した。この試合のカーターは、フィールドゴール12投中10本成功、3ポイントシュートは5投中4本成功と、シュートが高確率で決まり、5リバウンド3アシストもマークしている。

キャブス戦ではアウトサイドのショットが絶好調だったカーター[写真]=Getty Images

 ちなみにカーターは40歳となった昨季後半、先発として2度も20得点以上を記録している。17年3月14日(同13日)のミルウォーキー・バックス戦で6本の3ポイントシュートをすべて成功させるなど24得点、3月30日(同29日)のインディアナ・ペイサーズ戦では21得点8リバウンドと、見事なプレーを見せていた。

 ところが2018年に入って、カーターの記録を上回る男が現れた。サンアントニオ・スパーズの40歳、マヌ・ジノビリである。

 ジノビリは、1月6日(同5日)のフェニックス・サンズ戦で4投中3本の3ポイントシュート成功を含む21得点でカーターの記録に並ぶと、1月8日(同7日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では3ポイントシュートを9投中6本沈めるなど26得点を奪う活躍で、2試合連続20得点以上をマークしてみせた。

 これまでNBAにおいて、ベンチ出場で20得点以上を挙げた40歳の選手がいなかったことは意外なのだが、約2週間で2選手が記録したというのも興味深い。

 経験豊富なロールプレーヤーとして、カーターとジノビリはそれぞれのチームにおいて不可欠な存在なのは言うまでもない。ただ、チームのトップスコアラーになることはめったになく、多くのプレータイムを得るわけでもないため、あまり数字として残る部分は多くない。それだけに、記録として残る好成績をたたき出したことは、すばらしいと言わざるをえない。

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