2018.04.10
3月30日(現地時間29日)に行われたサンアントニオ・スパーズ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、103-99でホームのスパーズが勝利を収めた。
プレーオフ出場に向けて負けられない戦いが続く中、スパーズはラマーカス・オルドリッジが25得点11リバウンド2ブロック、パティ・ミルズが14得点を挙げるなど、計5選手が2ケタ得点を挙げる活躍を見せ、プレーオフ当確へ一歩前進。
そんな中、チーム最年長(40歳)の大ベテラン、マヌ・ジノビリもベンチから10得点3リバウンド2スティールをマーク。この試合で、ジノビリは通算スティール数でフランチャイズ史上トップに躍り出た。
これまでの最多スティール記録保持者は、2003年までスパーズ一筋14シーズンをプレーしてきた“提督”ことデイビッド・ロビンソン。通算987試合に出場し、1,388本ものスティールを奪ってきた。ジノビリはサンダー戦で2本記録したことで、ロビンソンを1本上回る1,389本へ到達。
試合後、現地メディア『AP』からこのことについて聞かれたグレッグ・ポポヴィッチHCは「本当かい? 私は知らなかったよ。それはきわめて特別なことだ」と答えた。
ジノビリは、ロビンソンが現役最後となった02-03シーズンからスパーズに加入し、今季で16シーズン目。ここまで60試合に出場し、平均19.9分8.8得点2.1リバウンド2.5アシスト0.7スティールをマークしている。
今季の平均得点はキャリアの中で3番目に低いものの、ベンチスタートで2試合連続20得点以上を挙げるなど、爆発力は健在。昨年12月9日(同8日)のボストン・セルティックス戦では、102-102というタイスコアで迎えた試合終盤に、決勝弾となる3ポイントシュートをお見舞いするなど勝負強さも備えた頼れるベテランだ。
なお、ジノビリはすでに、3ポイントシュートにおける通算試投数と成功数でチーム史上トップの数字を残している。さらに通算出場試合数で3位、通算アシスト数と通算フリースロー成功数で4位、通算出場時間、通算得点、通算リバウンド数、フィールドゴール試投数と成功数、フリースロー試投数で5位にランクインしている。
40歳のジノビリに、毎試合20得点以上を求めることはできない。それでも、限られた出場時間の中で、豊富な経験を存分に活かし、時には自らの体を張ってスパーズに貢献していることは周知の事実である。
チームが勝利すべく、ジノビリは今後もコートに出てハードに戦い続けるだけだ。
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