2018.02.03

【NBA】オールスター出場選手紹介 TEAMレブロン⑤/クリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス)

ラトビア出身のビッグマン、ポルジンギス[写真]=Getty Images
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2月19日(現地時間18日)に迫った「NBAオールスターゲーム2018」。今年はイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」と、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMステフィン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を、チーム別でそれぞれ紹介していく。

■TEAMレブロン選手紹介⑤
クリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス)
フォワード-センター/221センチ/109キロ/キャリア3年目

NBAにおける主な記録・功績>
オールスター選出:1回(2018)

<2017-18シーズン 個人成績>
平均32.8分23.1得点6.6リバウンド1.3アシスト2.3ブロック
※2月2日(現地時間2月1日)終了時点

世界中から才能ある選手が集結するNBAでも異彩を放つ男
 過去2シーズン、ニックスにはカーメロ・アンソニー(現オクラホマシティ・サンダー)というエーススコアラーがいた。だが、今季の開幕を前にサンダーへトレードとなり、3年目のポルジンギスはエースに就任することとなった。そしていざ開幕すると、ポルジンギスは最初の6試合のうち5試合で30得点以上を挙げるパフォーマンスを見せてバスケットボールファンを驚かせた。しかし、周囲の反応とは裏腹に、ポルジンギス自身は今の状況に対して、すでに準備ができていた。現地メディア『NY DAILY NEWS』に対して「僕としては彼(カーメロ)にはニックスに残ってほしかった。でもその反面、彼が新しいチャレンジを必要としていることも理解できた。チャンピオンシップを勝ち取りたいということもね」と語っていたことからも、ポルジンギスの心境がうかがえる。

リーグトップのブロック数を記録中のポルジンギス。221センチの高さと長い腕は相手選手にとっては悪夢のようなもの[写真]=Getty Images

 3年目の今季、ポルジンギスはスコアラーとして1本立ちした。いまだかつて、221センチの長身でコート上をスムーズに駆け回り、3ポイントシュートを難なく決めることができた選手はいただろうか? 答えはもちろんノー。現在ポルジンギスという男が、今まで見たこともないような数字をマークして台頭してきている。12月13日(同12日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で、ポルジンギスはNBA史上初となる1試合35得点(実際は37得点)10リバウンド(実際は11リバウンド)5ブロック5本の3ポイントシュート成功というスタッツを残した。NBAには世界中から才能のある選手たちが集結しているものの、ポルジンギスの存在は、その中でも異彩を放っている。

<オールスターモーメント>
ライジングスターズに2年連続先発出場し、平均27.0得点を記録
 昨年、一昨年と2年連続で「WORLDチーム」としてライジングスターズにスターターとして出場。前者は3ポイントシュート5本成功を含む30得点、後者は24得点10リバウンドをマーク。昨年はスキルズチャレンジにも出場し、見事優勝した。

平均身長約2メートルというNBAでも、ポルジンギスの打点の高さは驚異的[写真]=Getty Images

<今年のオールスターにおける注目点>
オールスターでもインパクトを与えそうな豪快なダンクとブロック
 すべてが初となるオールスター本戦。TEAMレブロンはアメリカ出身選手が集まる中、ケビン・ラブの負傷により、ゴラン・ドラギッチ(スロベニア出身)が入ったことで、ポルジンギスは気楽になれたかもしれない。プレーにおいては、オールスターでも十分すぎるほどのインパクトを与えることができるだろう。ブロックがほぼ不可能なジャンパーをはじめ、優雅な身のこなしから力強いフィニッシュで決めるダンクや豪快なフロックが楽しみ。

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