2018.02.07

【NBA】オールスター出場選手紹介 TEAMレブロン⑧/ポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー)

3年連続5度目のオールスター選出となったジョージ[写真]=Getty Images
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2月19日(現地時間18日)に迫った「NBAオールスターゲーム2018」。今年はイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」と、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMステフィン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を、チーム別でそれぞれ紹介していく。

■TEAMレブロン選手紹介⑧
ポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー)

フォワード/206センチ/100キロ/キャリア8年目

NBAにおける主な記録・功績>
最優秀躍進選手賞(MIP):1回(2013)
オールNBAサードチーム選出:3回(2013,14,16)
オールNBAディフェンシブファーストチーム選出:1回(2014)
オールNBAディフェンシブセカンドチーム選出:2回(2013,16)
オールスター選出:5回(2013,14,16,17,18)

<2017-18シーズン 個人成績>
平均36.5分21.7得点5.5リバウンド3.0アシスト2.2スティール
※2月7日(現地時間2月6日)終了時点

新天地になじみ、攻防両面で存在感を増す万能戦士
 キャリア8年目の今季を迎えるにあたり、ジョージはサンダーへと移籍した。今季終了後にプレーヤーオプションを行使すれば制限なしのフリーエージェント(FA)になれることから、昨季まで所属していたインディアナ・ペイサーズは、ジョージの見返りを得ようと放出を余儀なくされたのである。ジョージには平均20得点以上を残すことのできる得点力に加え、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)やケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)といった超一流選手と真っ向勝負できるほどのディフェンス力が備わっていることから、リーグ有数の実力者と言っていいだろう。

 シーズン序盤にサンダーがなかなか勝ち星を伸ばせずに苦しんでいた時期には、トレード候補に名前が挙がるなどフラストレーションのたまる時期もあったが、ジョージは新天地でも攻防両面でチームに貢献している。1月中旬から8連勝を飾るも、4連敗を喫した2月6日(同5日)には、現地メディア『CNHI Sports Oklahoma』へ「俺のホームはLAに変わりはない。でも今は、ラス(ラッセル・ウェストブルック)とメロ(カーメロ・アンソニー)のことを本当の兄弟だと感じている」と語っており、すっかりサンダーになじんだ様子だった。今季目を引くのは3ポイントシュートの精度だ。試投数(平均7.5本)、成功数(平均3.2本)、成功率(42.7パーセント)はいずれも自己最高の数字となっている。

長い腕を活かしたスティールは、今季自己ベストの平均2.2本を記録している[写真]=Getty Images

 2月7日(同6日)。4連敗中だったサンダーは、アウェーでウォリアーズに20点差をつけて快勝した。ジョージは磨きをかけた3ポイントシュート6本成功を含むゲームハイの38得点6スティールと大暴れ。試合後、現地メディア『ESPN』に対して「彼らはプレーヤームーブメントとボールムーブメントにおいてリーグでもベストなチームの1つ。だから我々は、彼らのペースと同様に、フィジカルにマッチアップしていく必要があった。それが今夜のカギだったけど、最初から激しく動けていたと思う」とジョージ。この勝利はディフェンディング・チャンピオン(ウォリアーズ)に対して、強烈なメッセージとなったことだろう。今季のサンダーにはジョージがいる。この事実は優勝を狙う各チームにとって、避けては通れない存在と言っても過言ではない。

<オールスターモーメント>
オールスター本戦の平均22.0得点は歴代5位!

 2012年ライジングスターズ(先発出場で23得点)とスラムダンクコンテスト、13年には3ポイントコンテストに出場。ダンクコンテストにはオールスター本戦に出場した14年にも出場したが、優勝ならず。その一方で、本戦では4度出場して平均22.0得点(歴代5位)と好調。特に16年は、歴代3位タイの41得点をマーク。3ポイント試投数(19本)と同成功数(9本)でオールスター新記録を樹立している。

今季絶好調の3ポイントが本戦でも発揮できればMVP獲得も十分狙える[写真]=Getty Images

<今年のオールスターにおける注目点>
シーズン中と同様に3ポイントが入ればMVPも狙える

 サンダーのチームメート、ラッセル・ウェストブルックとはシーズン中と同様に、本戦でもアリウープなど連係プレーを見せてくれそう。好敵手のケビン・デュラントとは16年夏のリオデジャネイロ・オリンピック以来のチームメートとなる。一昨年のオールスターで爆発したものの、昨年は3ポイントシュートを7投すべてミスしており、長距離砲は波があることは否めない。それでも、故郷であるカリフォルニア州の開催であること、さらに今季は3ポイントが絶好調なだけに、一度入り出すと一気にMVP候補へと名乗りを上げるかもしれない。

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