2018.03.16
3月8日(現地時間7日)、ロサンゼルス・レイカーズのファンが看板を購入し、現地で話題となっている。
その看板に記されていたのは、「#LABron」「Cleveland & Philly, You Can’t Compete with L.A.」というものだった。
#LABron: The battle for LeBron heat up Wednesday when a Lakers fan purchased four billboards in L.A., all of which implore James to consider joining the Lakers once a free agent https://t.co/LUeCGzVzU1 pic.twitter.com/eB58IgJjzs
— KCAL News (@kcalnews) March 7, 2018
これは今夏プレーヤーオプションを行使して制限なしのフリーエージェント(FA)になることが濃厚なレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)の勧誘にほかならない。レブロン(LeBron)とロサンゼルス(LA)の造語で、レイカーズファンがアピールしたのである。
また、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのセンター、ジョエル・エンビードが自身のインスタグラムでレブロンを勧誘したことをはじめ、フィラデルフィア全体でもレブロンへ歓迎ムードを出していたことに対して、「LAと競うことはできないよ」と看板で応戦していた。
3月8日(同7日)、レイカーズのルーク・ウォルトンHCがシュートアラウンドの最中、この看板について現地メディア『LakersNation.com』へこう語っていた。
「(看板の話について)聞いてるよ。でも我々は何度も罰金を食らっているからね」とジョークをはさみ、「私はうちのロースター以外の選手について話すことはないね」と続けた。
レイカーズは昨夏、ポール・ジョージ(現オクラホマシティ・サンダー)へリーグの規約違反となるタンパリング(不正交渉)があったとして50万ドル、今年の1月末にはレイカーズバスケットボール運営部門代表を務めるアービン“マジック”ジョンソンがヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)を絶賛し、こちらもタンパリング(不正干渉)とみなされ、5万ドルの罰金を科されている。
そのため、ウォルトンHCも、看板やFA勧誘についてはさすがに口を開いて思ったことを話すことはできなかったのだろう。
それにしても、レブロン争奪戦はますます激化している。移籍先の候補としてレイカーズやシクサーズだけでなく、ヒューストン・ロケッツも挙がっている。現役最高級の実績と経験を誇り、33歳ながら“キング”として君臨するレブロン。今後もこの男の勧誘に関するファンのアピールは、増加することになりそうだ。
ちなみに、レブロン率いるキャブスは、今週末から来週にかけてロサンゼルスでクリッパーズとレイカーズの2連戦がある。10日(同9日)にクリッパーズ、12日(同11日)にレイカーズと対戦するため、看板をアピールする時期としてはベストだったのだろう。
レブロンがどのような対応をするかは不透明ながら、今後の展開からますます目が離せなくなったことは間違いない。
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