2018.03.22
オールスターブレイク明けの6試合で、2勝4敗と黒星先行のクリーブランド・キャバリアーズ。
3月4日(現地時間3日)のデンバー・ナゲッツ戦ではセンターのトリスタン・トンプソンが右足首をねんざしたため、数試合の欠場が決定。オールスターフォワードのケビン・ラブが左手骨折により戦線離脱しているため、机上では戦力ダウンは否めない。
そのため、3月6日(同5日)のデトロイト・ピストンズ戦ではトンプソンの代わりにラリー・ナンスJr.、セディ・オスマンをベンチスタートとし、ロドニー・フッドをそれぞれ先発へスライドさせた。
トンプソンのようなリバウンドとディフェンスに定評のあるビッグマンを欠くことはつらいものの、今季のキャブスには不思議なデータがある。
それはピストンズ戦までの36試合で、キャブスはトンプソンが出場した試合では19勝23敗なのに対し、欠場した試合では17勝3敗と、大きく勝ち越している。一見するとトンプソ不在のほうが、キャブスは強いのかと思ってしまってもおかしくはない。
もっとも、これは11月中旬から記録した13連勝が大きく影響している。当時はラブが健在だったこと、そしてトレード・デッドラインで計6選手を放出する前の時点だったため、新戦力を4人獲得した現有戦力にとっては対象外のデータと言っていいだろう。
そんな中、キャブスは112-90でピストンズに圧勝。大黒柱レブロン・ジェームズが先発パワーフォワードとして出場し、7投中5本の3ポイントシュート成功を含む31得点7リバウンド7アシスト、ナンスJr.がいずれもキャリアハイとなる22得点15リバウンドを記録した。チームで残した29アシストは、トレード・デッドライン後の9試合で最多となった。
Si señor. 😎#LosCavs | #AllForOne https://t.co/2K9oZy2TPb
— Cleveland Cavaliers (@cavs) March 6, 2018
キャブスはもともと豊富な戦力を誇っていたため、ちょっとしたマイナーチェンジが必要だったのかもしれない。このラインナップ変更を機に、キャブスは白星先行へと切り替わる可能性は十分あるだろう。
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