2018.10.21
レギュラーシーズンが終了した4月中旬、シャーロット・ホーネッツのオールスターガード、ケンバ・ウォーカーは『AP』をはじめとする複数の現地メディアに対して、自身のキャリアに不安を抱いていることを明かしていた。
「僕にはわからないね。僕にはコントロールできないことだ。選手としてより良くなっていくことにフォーカスしているだけさ。彼ら(フロント陣)がどうしようとしているかは分からないよ」。
新たに就任したミッチ・カプチャックGMに対しては「僕が知っているのは、彼がこのコミュニティとロッカールームにおいてすばらしいということ。でもチームが新たな道を進むうえで、誰が必要ではないかなんてわからないさ」と語っていた。
ホーネッツは2016年にプレーオフへ進出したものの、直近2シーズンはいずれも36勝46敗と負け越してしまい、プレーオフ出場を逃していた。そこでチームは来季に向けて、カプチャックGMを雇い、指揮官にはサンアントニオ・スパーズでここ3シーズン、ACを務めていたジェームズ・ボレーゴを抜てき。今夏は戦力入れ替えを行う姿勢を見せている。
6月21日(現地時間20日)、ホーネッツは今季チーム2位の平均16.6得点、チームトップの平均12.5リバウンド1.6ブロックを挙げたドワイト・ハワードをブルックリン・ネッツへトレード。ウォーカーにはクリーブランド・キャバリアーズへの移籍がウワサされていた。
そんな中、6月22日(同21日)に行われた「NBAドラフト2018」を終えたカプチャックGMは、エースのウォーカーに対して「(ケンバには)これから2、3年ではなく、ここでキャリアを終えてほしいと思っている選手だ」と語ったという。
キャリア7シーズン目の今季、ウォーカーはいずれもチームトップとなる平均22.1得点5.6アシストをマーク。今年は代替ながらオールスターにも選出され、2年連続で球宴の舞台に立ったスコアリングガードである。
ただ、ハワードが放出されたこと、そしてウォーカー自身が「プレーオフに出られないのはもううんざりだ」と語っていたことから、トレードのウワサが渦巻いていた。
カプチャックGMの説得で、ウォーカーは契約最終年となる来季もホーネッツでプレーすることになるだろう。
それでも、来季終了後、ウォーカーは制限なしフリーエージェント(FA)になるため、来季もチームがプレーオフに出場できないのならば、シャーロットから出ていくことも十分に考えられる。
ホーネッツは今後、どのような戦力補強をして来季を迎えることができるか。それがウォーカー残留への大きなアピールとなりそうだ。
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