2018.09.28

カイリーの“打倒ウォリアーズ”発言に対するドレイモンド・グリーンの返答とは?

今季の覇権を争うセルティックスのカイリー(左)の発言に対してリアクションを見せたウォリアーズのグリーン(右)[写真]=Getty Images
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カイリーの発言をチームメートへのメッセージだと受け取ったグリーン

 9月23日(現地時間22日)、ボストン・セルティックスのカイリー・アービングが現地メディア『ESPN』へ「僕らは7ゲームシリーズ(プレーオフ)でゴールデンステート・ウォリアーズを倒すことができると思う」と語った。

 戦力充実のセルティックスは、今季イースタン・カンファレンスの優勝候補筆頭と言っていいチームなのだが、プレーオフでウォリアーズと対決するためには、NBAファイナルまで勝ち上がらなければならない。

カイリーはセルティックスを真のタイトル・コンテンダーへと引き上げることが求められている[写真]=Getty Images

 カイリーの周囲にゴードン・ヘイワードアル・ホーフォードジェイレン・ブラウンジェイソン・テイタムといった有能な選手をそろえるセルティックスは、まぎれもなくリーグトップレベルの戦力なのは間違いない。

 しかし、昨季開幕戦でヘイワードがシーズン絶望となる大ケガを負ったことで、現有戦力でまだフルシーズンをプレーしておらず、現時点ではチームとして未完成というのが現状だろう。

 とはいえ、ベンチにマーカス・スマートマーカス・モリステリー・ロジアー、アーロン・ベインズらを擁しており、セルティックスはリーグでも5本の指に入る選手層を誇っている。また、強固なディフェンスを軸に戦うチームのため、そう簡単に大崩れすることはなさそうだ。

 そのため、カイリーの発言は3連覇を狙う王者ウォリアーズに対する“宣戦布告”と言っていいものだった。

5人のオールスター選手を擁する今季のウォリアーズ(左からK.デュラント、グリーン、S.カリー、K.トンプソン、カズンズ)[写真]=Getty Images

 するとウォリアーズのヴォーカル・リーダー、ドレイモンド・グリーンがメディアを通じてリアクションを見せていたので紹介したい。9月28日(同27日)、『ESPN』のスティーブン・A・スミス記者に対して、グリーンはこう語っていた。

 「彼(カイリー)はそのことを信じているんだと俺は思う。それについて俺が1つ言えるのは、彼が『俺たちを打ち負かすことになるだろう』とは言っていないということ。彼はあくまで俺たちを倒すことができると言ったんだ。チームのリーダーとしてそう言っていた。彼はきっと、『何かを達成するならば、自分たちの力を信じなければならない』といったメッセージをチームメートたちへ伝えようとしたんだと思う」。

 3連覇を懸けて臨むウォリアーズと、フランチャイズ史上18度目の優勝を目指すセルティックスは、いずれも今季の優勝候補に挙げられるチーム。レギュラーシーズンでは2度対決するものの、ファイナルで直接対決するためにはそれぞれのカンファレンスを勝ち上がらなければならない。

 両チームによる今季初対決は、セルティックスのホーム、TDガーデンで行われる2019年1月27日(同26日)の試合となる。この頃には、今年1月下旬にアキレス腱を断裂してリハビリ中のデマーカス・カズンズ(ウォリアーズ)も戦列復帰している可能性が高いため、“仮想ファイナル前哨戦”として世界中で注目を集めることになりそうだ。

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