2018.12.16

伝説の巨人ジャバーと並ぶフランチャイズ記録を樹立したヤニス・アデトクンボ

日本時間15日のキャブス戦で44得点14リバウンドを挙げたアデトクンボ[写真]=Getty Images
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1試合40得点10リバウンド以上を複数回記録した24歳のアデトクンボ

 12月15日(現地時間14日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦。ミルウォーキー・バックスは、キャブスに一度もリードを許さずに114-102で完勝。

 バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボはこの試合でキャリアハイに並ぶ44得点に14リバウンド8アシスト2ブロックをマークし、勝利の立て役者となった。

 『ESPN Stats & Info』によると、バックスのフランチャイズ史上、1試合40得点10リバウンド以上を複数回記録した選手はアデトクンボとカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)のみだという。

 NBA通算得点で歴代1位となる3万8,387得点という偉大な記録を持つジャバーは、キャリア初期にバックスで6シーズンをプレー。467試合に出場して平均42.7分30.4得点15.3リバウンド4.3アシスト1.2スティール3.4ブロックというとてつもない成績を残してきた。

バックスでプレーした6シーズンで、2度の得点王に輝いたジャバー[写真]=Getty Images

 218センチのジャバーと211センチのアデトクンボを単純比較することは難しいものの、現代において、アデトクンボはNBAでも脅威となっていることは間違いない。

 今季からバックスで指揮を執るマイク・ブーデンホルザーHCは、この日のアデトクンボについて「間違いない、ヤニスにとって今夜はモンスターゲームだった。彼はとてつもなくアグレッシブだったね。彼は競争者であり、(今よりもさらに)偉大な選手になりたがっている」と『AP』へ絶賛のコメント。

 アデトクンボは今季20回目のダブルダブルに到達したのだが、「ゲームの途中で、たくさん得点していればスコアボードを見る選手もいるけど、僕は見ていなかったんだ」と口にしている。

 今月上旬で24歳になったばかりのアデトクンボには、今後も長いキャリアが待っている。リーグ有数の選手になったとはいえ、リーグベストの選手になるべく、今後もスキル向上に励んでいくに違いない。

キャブス相手にペイントエリアを制圧したアデトクンボ[写真]=Getty Images

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