2019.09.16
2月1日(現地時間1月31日)、ニューヨーク・ニックスのオールスターフォワード、クリスタプス・ポルジンギスは大型トレードでダラス・マーベリックスへ移籍した。
ポルジンギスは昨年2月上旬に左膝の前十字靭帯を断裂しており、今季はリハビリに専念するため出場しないという。ただ、3月中旬には5対5のフルコンタクトの練習にも参加しており、通常のバスケットボールのアクティビティーをこなすことができている。
そんな中、ポルジンギスが『ESPN』のティム・マクマホン記者とのインタビューで現状について明かしていたので紹介したい。3月26日(同25日)に掲載されたインタビューで、ポルジンギスは来季に向けてこうコメントしている。
「個人的に、僕のゴールは最初のステップを踏み出すこと。少なくともプレーオフには出場したい。まずはプレーオフを経験したいんだ。もちろん、1年でチャンピオンシップを勝ち取ることができないことはわかってる。でもそれが僕らにとってのゴールなのは間違いない」。
今季途中までニックスに所属し、昨季まで3シーズンをプレーしたポルジンギスは、レギュラーシーズンでいずれも33勝未満に終わっており、プレーオフという大舞台を経験することはなかった。
心機一転してマブスでプレーする来季。ポルジンギスのそばにはルカ・ドンチッチという魅惑のスターがいる。ラトビア出身のポルジンギスと、スロベニア出身のドンチッチによる共演はリーグ史上最高級のインターナショナルデュオになる可能性を秘めている。
とはいえ、ウエスタン・カンファレンスはイースタン・カンファレンスよりも強豪チームが多く、ポルジンギスとドンチッチという強力なデュオを擁していても、マブスがプレーオフへ出場できる保障はどこにもない。
今季限りで現役を引退するかどうかで注目を集める大ベテラン、ダーク・ノビツキーが来季もユニフォームを身にまとい、メンター(助言者)として両選手をサポートする体制を敷いたとしても、ますます激化するプレーオフ出場争いを勝ち抜くことは困難だろう。
それでも、ポルジンギスは来季が重要だと語る。
「僕らはプレーオフ進出という最初のステップを踏み出さなきゃいけないんだ。プレーオフで僕らがどこまで勝ち進むことができるのかを見てみたい。まずは来季、初のプレーオフを経験してその雰囲気を味わうこと。そうすることで、次のステップを目指すという、正しい方向に向かうことができるんだと思う」。
平均20得点以上を稼ぐ得点力を誇るポルジンギスとドンチッチは、それぞれのポジションにおいて、オールラウンドなプレーができる選手でもある。はたして、今夏マブスは両輪の周囲にどのような選手をそろえて新たなチームを構築していくのか。今後の動向に注目していきたい。
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