2019.04.29
4月18日(現地時間17日)、ボストン・セルティックス(1勝)はホームのTDガーデンでインディアナ・ペイサーズ(1敗)とのファーストラウンド第2戦に臨んだ。
第1クォーター序盤はセルティックスが13-7とリードを奪うも、この日はアウェーのペイサーズがセルティックスに襲い掛かる。サディアス・ヤング、ボーヤン・ボグダノビッチ、ダレン・コリソンの3選手で13連続得点を挙げて一気に逆転。
そのままリードを保持して4点差で第1クォーターを終えると、第2クォーターに入ってからはベンチ陣の加点でリードを広げていく。するとセルティックスはカイリー・アービングとジェイソン・テイタムを中心に反撃。前半残り43.3秒にテイタムのダンクで逆転、ヤングにフリースロー2本を決められるも、残り1.5秒にカイリーのショットで2点のリードを奪って試合を折り返す。
ところが、第3クォーターに入ってペイサーズが再び加速。ウェスリー・マシューズの3ポイントですぐさま逆転すると、コリソンとボグダノビッチのショットでリードを2ケタへと広げ、11点リードで最終クォーターへ。
その後セルティックスはホームの大歓声を背に、一気に点差を縮めていく。12点ビハインドだった残り10分54秒から、アル・ホーフォード、テイタム、テリー・ロジアー、さらにはカイリーの8連続得点で16-0のランでリードを奪い返す。
ペイサーズはボグダノビッチの3ポイントで逆転したものの、残り50.8秒にテイタムの3ポイントが決まると、ゴードン・ヘイワードのショットをはさんで3ポイントプレーも完遂し、最終スコア99-91でセルティックスが2連勝を飾った。
見事な逆転勝利となったセルティックスでは、カイリーがゲームハイとなる37得点に6リバウンド7アシスト2ブロック、テイタムが26得点、ヘイワードが13得点5リバウンドを記録。
左膝の手術により昨年のプレーオフを全休し、ベンチから見守っていたカイリーは試合後、「長い道のりだった。膝の手術によって昨年はベンチから見ていたからね。ようやくNBAプレーオフという舞台でボストン・セルティックスのためにこうしてプレーできている。これほどすばらしいことはないよ」と口にし、自身2年ぶりのプレーオフを楽しんでいるかのように振る舞った。
だが、リードが入れ替わったこの試合はまさにプレーオフというもの。「ただ得点を重ねるだけでは勝つことはできない。ほんのささいなことを着実に遂行することが大事なんだ。これはチーム全体の堅い意志によって勝ち取った勝利なんだ」とカイリーはチーム全体で得た勝利だと強調。
一方、敗れたペイサーズではボグダノビッチが23得点8リバウンド4スティール、ヤングが15得点6リバウンド3スティール、コリソンが13得点、タイリーク・エバンスが13得点7リバウンドをマーク。
「いいショットに見えたものが、いくつかリングからこぼれ落ちてしまったね。でも彼らを100得点未満に抑えることができたから、ディフェンスはよくできたと思う。彼らが僕らよりも、タイムリーに得点できたということ」とマシューズは振り返った。
両チームによるシリーズ第3戦は、20日(19日)にペイサーズのホーム、バンカーズ・ライフ・フィールドハウスで行われる。
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