2019.04.18

絶好調カイリーが37得点の大暴れ! セルティックスがペイサーズに逆転して2連勝

37得点を挙げたカイリー(左)と26得点をマークしたテイタム(右)[写真]=Getty Images
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第4Q終盤まで競り合う展開の中、カイリーとテイタムの活躍でホーム2連勝

 4月18日(現地時間17日)、ボストン・セルティックス(1勝)はホームのTDガーデンでインディアナ・ペイサーズ(1敗)とのファーストラウンド第2戦に臨んだ。

 第1クォーター序盤はセルティックスが13-7とリードを奪うも、この日はアウェーのペイサーズがセルティックスに襲い掛かる。サディアス・ヤングボーヤン・ボグダノビッチダレン・コリソンの3選手で13連続得点を挙げて一気に逆転。

 そのままリードを保持して4点差で第1クォーターを終えると、第2クォーターに入ってからはベンチ陣の加点でリードを広げていく。するとセルティックスはカイリー・アービングジェイソン・テイタムを中心に反撃。前半残り43.3秒にテイタムのダンクで逆転、ヤングにフリースロー2本を決められるも、残り1.5秒にカイリーのショットで2点のリードを奪って試合を折り返す。

この日のカイリーは10投中6本の3ポイントを沈めるなど絶好調だった[写真]=Getty Images

 ところが、第3クォーターに入ってペイサーズが再び加速。ウェスリー・マシューズの3ポイントですぐさま逆転すると、コリソンとボグダノビッチのショットでリードを2ケタへと広げ、11点リードで最終クォーターへ。

 その後セルティックスはホームの大歓声を背に、一気に点差を縮めていく。12点ビハインドだった残り10分54秒から、アル・ホーフォード、テイタム、テリー・ロジアー、さらにはカイリーの8連続得点で16-0のランでリードを奪い返す。

 ペイサーズはボグダノビッチの3ポイントで逆転したものの、残り50.8秒にテイタムの3ポイントが決まると、ゴードン・ヘイワードのショットをはさんで3ポイントプレーも完遂し、最終スコア99-91でセルティックスが2連勝を飾った。

 見事な逆転勝利となったセルティックスでは、カイリーがゲームハイとなる37得点に6リバウンド7アシスト2ブロック、テイタムが26得点、ヘイワードが13得点5リバウンドを記録。

 左膝の手術により昨年のプレーオフを全休し、ベンチから見守っていたカイリーは試合後、「長い道のりだった。膝の手術によって昨年はベンチから見ていたからね。ようやくNBAプレーオフという舞台でボストン・セルティックスのためにこうしてプレーできている。これほどすばらしいことはないよ」と口にし、自身2年ぶりのプレーオフを楽しんでいるかのように振る舞った。

 だが、リードが入れ替わったこの試合はまさにプレーオフというもの。「ただ得点を重ねるだけでは勝つことはできない。ほんのささいなことを着実に遂行することが大事なんだ。これはチーム全体の堅い意志によって勝ち取った勝利なんだ」とカイリーはチーム全体で得た勝利だと強調。

 一方、敗れたペイサーズではボグダノビッチが23得点8リバウンド4スティール、ヤングが15得点6リバウンド3スティール、コリソンが13得点、タイリーク・エバンスが13得点7リバウンドをマーク。

「いいショットに見えたものが、いくつかリングからこぼれ落ちてしまったね。でも彼らを100得点未満に抑えることができたから、ディフェンスはよくできたと思う。彼らが僕らよりも、タイムリーに得点できたということ」とマシューズは振り返った。

 両チームによるシリーズ第3戦は、20日(19日)にペイサーズのホーム、バンカーズ・ライフ・フィールドハウスで行われる。

23得点をマークしたボグダノビッチ。勝利まであと一歩までけん引した[写真]=Getty Images

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