2019.05.07
4月22日(現地時間21日)に行われたインディアナ・ペイサーズとのファーストラウンド第4戦を制し、スウィープでカンファレンス・セミファイナル進出を果たしたボストン・セルティックス。
シリーズトップの平均22.5得点7.8アシストに4.5リバウンド1.3スティールをマークしたカイリー・アービングは、23日(同22日)、地元メディア『The Boston Globe』へ自信満々にこう語った。
「正直なところ、僕はレギュラーシーズンでどのチームがトップだったかなんて気にしちゃいない。この時点で重要なのは、どのチームが7ゲームシリーズで倒すことができるかということでしょ?」。
昨季のプレーオフ1回戦。カイリーとゴードン・ヘイワードをケガのため欠いていたセルティックスは、ミルウォーキー・バックス相手に第7戦の末に勝利し、カンファレンス・セミファイナルへと進んでいた。
一方、カイリーとヘイワードを擁する今年のセルティックスは、イースタン・カンファレンス4位(49勝33敗)でレギュラーシーズンを終えたものの、プレーオフ1回戦をスウィープで勝ち上がっており、ペイサーズとの第4戦ではそのヘイワードがチームトップの20得点と活躍。現在、バックコートにおけるディフェンスの要マーカス・スマートが左側の腹斜筋を痛めて戦線離脱しているものの、5月中旬以降に復帰が見込めるだけに、昨年以上の戦力と言っていいはずだ。
セルティックス加入2年目のマーカス・モリスは、昨年と今年のプレーオフにおけるチームについて「まったく異なるチームだ」と言及。21日(同20日)に現地メディア『Mass Live』へ掲載された記事の中で、特にカイリーがいることが大きな違いを生んでいると明かしている。
「このチームにはリーグでベストなポイントガードの1人がいる。もし仮に彼がベストではなくとも、彼はクローザーであり、テンポをコントロールできるだけでなく、自身のスタイルを持ち込んで局面を打開できる。彼の存在が最も大きな違いなのは間違いないね」。
一昨季まで在籍していたクリーブランド・キャバリアーズで、カイリーは3年連続NBAファイナル出場を経験。レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と共に相手チームの脅威となり、2016年には優勝も勝ち取った。
魅惑のボールハンドリングで相手ディフェンダーをキリキリ舞いさせ、変幻自在の絶妙なスピンをかけたレイアップやフローターで得点できるカイリー。ミドルレンジ、3ポイントのショットでも高精度を誇るこの男の存在は、試合終盤になるにつれてセルティックスにとって頼もしいに違いない。
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