2019.05.07

第4戦でも絶不調に終わるも、「僕は自分に対してものすごく期待している」とカイリー

自身のプレーに高い期待を抱いていることを明かしたカイリー[写真]=Getty Images
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「できるだけトライした。22本じゃなく、30本ショットを放つべきだった」

 ミルウォーキー・バックスとのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦。ボストン・セルティックスのエース、カイリー・アービングは29得点を挙げたものの、フィールドゴール22投中成功わずか8本(成功率36.4パーセント)、3ポイントは8投中成功わずか2本(成功率25.0パーセント)に終わっていた。

 試合終了後の会見で「もう22の8に終わる日を見せることはないだろうね」と言い放ったカイリーだったが、5月7日(現地時間6日)に行われたシリーズ第4戦ではフィールドゴール22投中成功7本(成功率31.8パーセント)、3ポイントも7本放って成功わずか1本(成功率14.3パーセント)とショットがことごとく空を切ってしまった。

バックスのディフェンスに阻まれ、ショット成功率がダウンしているカイリー[写真]=Getty Images

 チームトップの23得点に10アシストを挙げたものの、チームは101-113で敗れてしまい、1勝3敗と崖っぷちに立たされた。カイリーはシリーズ初戦でゲームハイの26得点を挙げてセルティックスを勝利へと導くも、第2戦からの3試合でフィールドゴール62投中成功したショットは19本のみ。成功率30.6パーセントと不振に陥っている。

 第4戦終了後の会見で、シューティングについて聞かれたカイリーは、「そんなの誰が気にするんだい? 僕はバスケットボールプレーヤーなんだ。しっかりと準備していくさ。僕は自分自身へものすごく高い期待を持ってる。僕はできるだけトライしたんだ。僕からすれば、今日は22本のショットを放ったんだっけ? 30本放つべきだった」と強気で切り返した。

 両チーム最多となる約44分コートに立ったカイリー。今季終了後にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になることがほぼ確実なため、第5戦に敗れてしまえば、カイリーにとってこの試合がセルティックスのユニフォームでプレーする最後のホームゲームになる可能性も否定できない。

カイリーには是非ともバックスのディフェンス陣をこじ開けて復調してほしいところだ[写真]=Getty Images

 第4戦終了間際、多くのファンが出口へと向かう中、1人のファンが大声で「(他チームへ)行かないで!」と叫んだ。はたして、第5戦がセルティックスの一員としてプレーするラストゲームになってしまうのか。

 クリーブランド・キャバリアーズに所属していた一昨季までのプレーオフ。カイリーはゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナルで追い込まれた際には、2016、17年と2年連続で40得点以上をたたき出し、勝利を呼び込んできた。

 バックスとのシリーズ第5戦でも、強烈なインパクトを残してくれると期待したいところだ。

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