2019.05.02
4月22日(現地時間21日)、ボストン・セルティックス(3勝)とインディアナ・ペイサーズ(3敗)によるファーストラウンド第4戦が、ペイサーズのホーム、バンカーズ・ライフ・フィールドハウスで行われた。
セルティックスに一矢報いたいペイサーズは、ホームの大歓声に後押しされてボーヤン・ボグダノビッチやタイリーク・エバンス、ダレン・コリソンを中心に戦うも、セルティックスが誇る豊富なタレントにはかなわず、1点ビハインドで迎えた第4クォーターでリードを広げられてしまい、最終スコア106-110で惜敗。
この日のセルティックスで最も輝いたのは、高校時代までインディアナで過ごしたゴードン・ヘイワード。ベンチスタートながらフィールドゴール9投中7本(うち3ポイントは3本すべて成功)、フリースロー3本すべてを決める大当たりでチームトップの20得点を挙げた。
「僕はゴードン・ヘイワードがベンチからスパークすると分かってたよ。ここは彼の町なんだからね。このようなクローズアウトゲームで、彼が今日のようなパフォーマンスを披露するチャンスをつかんでくれてうれしいよ」とカイリー・アービングもヘイワードの活躍を祝福した。
全8カードのうち、最速でファーストラウンド突破を決めたセルティックスは、カンファレンス・セミファイナルでミルウォーキー・バックスとデトロイト・ピストンズによる勝者と対決することとなる。現時点でバックスが3連勝しているだけに、今季リーグベストの60勝を挙げたバックスと対決する可能性が高い。だがヘイワードの自信は揺るがない。
「僕らが持っているすべてを出し切るつもりさ。僕らはこのシリーズを良い形で終えることができたから。十分な休息を得られるし、(次のラウンドに向けて)準備する時間も十分あるからね」。
セルティックスではヘイワードのほか、ジェイソン・テイタムとマーカス・モリスが共に18得点8リバウンド、アル・ホーフォードが14得点12リバウンド5アシスト、カイリーが14得点7アシスト、ジェイレン・ブラウンが13得点6リバウンド、テリー・ロジアーが11得点2スティールをマーク。
一方のペイサーズは、ボグダノビッチが22得点8リバウンド、エバンスが21得点、コリソンが19得点6リバウンド5アシスト、ドマンタス・サボニスが14得点8リバウンド、マイルズ・ターナーが13得点7リバウンド2ブロックを挙げるも、これで4年連続のプレーオフ1回戦敗退に。
「彼らは絶好調だった。彼らがショットを決め始めると、僕らはショットを決め切ることができなかった。シリーズをとおして、この点が最も大きな違いとなった」とサディアス・ヤングはシリーズを振り返った。
ただ、ペイサーズはビクター・オラディポというエースを欠く現有戦力で、セルティックス相手に奮闘したことは間違いない。「彼らはすごくハードに、チーム一丸となってプレーしていた。もし我々がガス欠になっていれば、きっとトラブルに陥っていただろう」とブラッド・スティーブンズHC(セルティックス)も相手チームの戦いぶりを称賛していた。
ファーストラウンドを無傷の4連勝で突破したセルティックス。3年連続のカンファレンス・ファイナル、そして通算18度目の優勝へ向けて、好発進したと言っていいだろう。
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