2020.01.06
昨季途中、トレードでロサンゼルス・クリッパーズからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへと移籍したトバイアス・ハリスは、フリーエージェント(FA)として今夏シクサーズと再契約を結び、今季以降も主力の1人としてプレーすることとなった。
ハリスが結んだ5年1億8,000万ドル(約192億6,000万円)は、総額としてはフランチャイズ史上最高額。キャリア8シーズン目を終えた27歳のフォワードは、得点源の1人として今季も活躍が期待されている。
206センチ106キロのハリスは、シクサーズ加入後に27試合すべてに先発出場し、平均35.0分18.2得点7.9リバウンド2.9アシストを奪取。自身2度目となったプレーオフでも先発を任され、平均36.9分15.5得点9.1リバウンド4.0アシスト1.1スティールを残している。
『The Athletic』は7月19日(現地時間18日)、ハリスがシクサーズとの再契約にこぎつけた要因の1つとして、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)を挙げていた。
6月20日(同19日)に行われたナッシュのサッカーイベントに参加したハリスは、チームメートのジョエル・エンビードから冗談交じりにいろいろと聞かれ、シクサーズに残りたいと確信したという。
ハリスがシクサーズに残留するにあたって、ナッシュがエンビードと共にハリスへ直接話しかけたわけではないものの、事実上、ハリス再契約の仲介役になったと言っていいだろう。
今夏、シクサーズはジミー・バトラーの4チーム間におけるトレードでマイアミ・ヒートからジョシュ・リチャードソン(198センチ)、FAでアル・ホーフォード(208センチ)が加入。ベン・シモンズ(208センチ)、ハリス、エンビード(213センチ)の5人で形成される予想スターターは、平均身長206.6センチというビッグラインナップとなる。
ハリスは19日(同18日)、今季のチームについて「僕らはイーストでトップになることができると確信している。NBAでもね。もちろん、NBAの試合に勝利することはハードなこと。だから僕らは今後、ケミストリーを醸成し、練習に取り組んでいかなきゃならないと分かってるよ」と『SNY』へコメントし、自信をのぞかせている。
途中加入だった昨季とは異なり、今季ハリスはレーニングキャンプからチームに合流し、入念な準備を終えて臨むことが期待されている。チームメートたちとの連係を強化して開幕を迎えるハリスの活躍には大いに期待したい。
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