2019.08.30

ウォリアーズで2度の優勝を経験したザザ・パチューリアがコンサルタントとして復帰

昨季ピストンズでプレー後、パチューリアはウォリアーズのコンサルタントとして古巣に復帰[写真]=Getty Images
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カーHCがパチューリアを絶賛、ダンリービーJr.はアシスタントGMへ昇格

 8月30日(現地時間29日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、フリーエージェント(FA)となっていたザザ・パチューリアをチームのコンサルタントとして加えたことを発表した。

 パチューリアは昨季までのキャリア16シーズンでオーランド・マジック、ミルウォーキー・バックス、アトランタ・ホークス、ダラス・マーベリックス、ウォリアーズ、デトロイト・ピストンズでプレーした211センチ122キロのビッグマン。

 ウォリアーズでプレーした2シーズンで、いずれもチャンピオンになったパチューリアは主に先発センターとして139試合(うち先発は127試合)に出場。平均16.1分5.7得点5.3リバウンド1.7アシストを残した。

 チーム側のリリースによると、パチューリアはバスケットボールとビジネスの両面でコンサルタントを務めることになるという。

 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は今年、「ザザは我々の基盤の中で、重要な部分を担っていた。彼はスクリーンをかけることやサイズ、フィジカル面において、このチームのキープレーヤーだったんだ。それに彼はリーダーだったから、カギとなる人物でもあった。彼は面白い男で、謙虚でありハードワーカーだったよ。ザザには選手に求められるすべてが備わっていたんだ」と『ESPN』へ語っていた。

2018年に2連覇を達成し、チャンピオントロフィーを掲げて喜ぶパチューリア[写真]=Getty Images

 なお、ウォリアーズは昨季チームのスカウトを務めていたマイク・ダンリービーJr.を、アシスタントGM(ゼネラルマネージャー)へ昇格させたことも発表している。

 元選手かつHCだった父を持つダンリービーJr.は、ウォリアーズやペイサーズなど計6チームでプレーし、計15シーズンのNBAキャリアを持つフォワード。

 スカウトを務めていた昨年、ダンリービーJr.は「父さんがコーチだったこともあり、僕について皆がコーチになりたいかどうかを聞いてくる。でも僕はそれよりも、フロントオフィスという立場で働くことに興味があるんだ」と同メディアへ語っていた。

 その思いが通じたのか、ダンリービーJr.は今季からフロントオフィスの一員としてウォリアーズで働くこととなった。

キャリア初期にウォリアーズでプレーしていたダンリービーJr.はフロントの一員に[写真]=Getty Images