2019.09.09

ピストンズで3年目を迎えるルーク・ケナード「僕は相手を圧倒するシューターになる」

今季は先発シューティングガードとしてプレーすることが期待されているケナード[写真]=Getty Images
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「ノックダウンさせるショットとプレーメイクする準備はできている」と言及

 2017年のドラフト1巡目12位でデトロイト・ピストンズから指名されてNBA入りしたルーク・ケナードは、2年目となった昨季、順調に成績を伸ばすことに成功した。

 1年目は平均20.0分7.6得点2.4リバウンド1.7アシストを残し、昨季は平均22.8分9.7得点2.9リバウンド1.8アシストと微増。3ポイントは成功率がルーキーシーズンの41.5パーセントから39.4パーセントにダウンしたものの、成功数では1.1本から1.7本へと増加。

 そしてミルウォーキー・バックスとのプレーオフ1回戦でケナードは躍動。シリーズは4戦全敗で終わったものの、そのうち2試合で先発へと昇格したケナードは、平均33.3分15.0得点4.0リバウンド1.8アシストという好成績をマーク。

 特筆すべきは3ポイントの精度。ケナードは平均3.8本を放って2.3本をリングに突き刺し、成功率60.0パーセントという驚異的な数字を残してみせた。

 ピストンズはオールスターのブレイク・グリフィン、2シーズン連続リバウンド王のアンドレ・ドラモンド、司令塔のレジー・ジャクソンを中心に昨季プレーオフ出場を果たしたチーム。

 9月6日(現地時間5日)に現地メディア『The Athletic』へ掲載された記事の中で、ケナードは「彼ら(グリフィン、ドラモンド、ジャクソン)とプレーするのは大好きなんだ。僕がフロアにスペースを作り出すことで、本当にいい感じだと思ってた。レジーは数多くのプレーメイクができるし、ブレイクもそう。アンドレを含めた3人がこのチームにおけるメインの選手たちなんだ。ゴー・トゥ・ガイであり、リーダーでもある。このチームを成功へと導くためには彼らがベストの力を発揮することが求められている」とコメント。

プレーオフで結果を残したことで、ケナードは評価を高めることに成功[写真]=Getty Images

 昨季までの2シーズン、ケナードは計136試合に出場してきたのだが、スターター起用はわずか19試合。だが今季はジャクソン、グリフィン、ドラモンドと新加入のトニー・スネルと共にスターターを形成することが期待されている。

「彼らと一緒にプレーして得た経験は、自分の役割を把握するうえで役立っているし、自分にはどんなことが必要なのか理解することにつながった。彼らとプレーすることで、僕は相手チームを圧倒するようなシューターになる必要があると本気で思ってるんだ。ブレイクはダブルチームされることが多いから、僕がフロアのスペースを広げていく。ノックダウンさせるショットとプレーメイクする準備はできているよ」とケナード。

 今季のピストンズはベンチにデリック・ローズマーキーフ・モリスといった実力者がおり、選手層が厚くなっている。それでも、チームトップのシューターとして、ケナードには主力の1人として活躍することを大いに期待したいところだ。

今季はグリフィンやジャクソンのアシストから、ケナードが長距離砲を沈めるシーンを数多く見ることができそうだ[写真]=Getty Images

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