2019.10.09

ネッツ加入のデュラント、移籍が噂されたニックスについて言及

ニックス移籍が噂されたが、最終的にネッツを選択したデュラント [写真]=Getty Images
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 今オフシーズン、ブルックリン・ネッツへ移籍したケビン・デュラント。多くの報道陣からニューヨーク・ニックスへ移籍するのではないかと推測され、当初ニックスは、カイリー・アービング(ネッツ)、デュラント、そしてドラフト1位指名権を手にしてザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)を指名する方針でいた。

 しかし、理想どおりにはいかず、アービングとデュラントの2人は同じニューヨーク市のブルックリン区にあるネッツへと移籍。今夏多くのスター選手たちがマーケットに現れる中、ニックスはマックスプレーヤーを2人獲得できる大きなチャンスがありながらもリクルートに失敗した。

 一連の出来事に関して、デュラントは『ESPN』をとおして、「多くのファンはニックスからブランドを感じて、ニックスがかつて素晴らしかったことを知らない若い選手たちに期待している」とコメント。また、「僕はニックスがファイナルへ進出したのを当時目にしたけれど、僕より後の世代はそれを見ていない。だからこそニックスのブランドは、現在のゴールデンステイト・ウォリアーズのように魅力的だと思われていない。僕の言っていることがわかるだろう。ニックスは魅力的じゃない」と続け、「ニックスに対して思うことはあった、単に思考する程度だ。けれどニックス関して本気で調べることはなかった」と、移籍時における優先度は低かったと示した。

 選手たちが新たなチームを選ぶ上で、チームの歴史や町の雰囲気を大切にすることはあるだろう。しかし球団の近年の実績やコーチングスタッフの充実度、チーム内部で問題は起きていないかなど、勝利に直結する要因をスター選手たちは選択する。常に競争的に戦い続け、結果を残さなければならないプロスポーツ。選手たちはチームブランドではない魅力を探し続けているかもしれない。

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