2019.10.02

キャンプ1日目を終えたウォリアーズのカーHC「より細部にこだわる」

写真はワールドカップのカーHC。新シーズンに向けてウォリアーズの指揮を取る[写真]=Getty Images
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新体制で今季に挑むウォリアーズ

 2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出したゴールデンステイト・ウォリアーズは今夏、スコアラーのケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が退団すると、大ベテランとしてチームを支え続けたアンドレ・イグダーラ(メンフィス・グリズリーズ)をトレードし、ショーン・リビングストンも解雇された後に引退。そして、ステフィン・カリー、再契約を果たしたクレイ・トンプソン、契約延長をしたドレイモンド・グリーンらを中心に、チームのロスターを編成し直した。

 10月2日(現地時間1日)、多くの新メンバーが加わり、トレーニングキャンプ1日目を終了。『NBC Sports Bay Area』によると、新加入のディアンジェロ・ラッセルは2時間半に及ぶ練習をこなしたことについて「これは必要なことだったんだ。このチームには以前から在籍する選手と、新しく加わった若い選手たちが多くいる。だからコーチが求めているケミストリーとチームの雰囲気を形作るためにも必要な練習だった」とコメントした。

 また、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「昨季はいい意味でそこまで(練習に)時間を費やさなかったんだ。あの時は大きくメンバーは変わらず、新しくやってきた選手たちもすぐに順応してくれたから、そのままシーズンへ突入した」と振り返ると、「しかし今回は異なる。我々は足を止めて、教える必要がある。より念入りな準備、指示や疑問、解決方法が必要だ。だからキャンプの最初の部分は、より細部にこだわる。一度安定してリズムに乗れば、練習はより短くより効果的になるだろう」と締めくくり、新体制のチームに関してつづった。

 昨季のNBAファイナルを振り返り、ここまでの球団の動きを鑑みれば、ウォリアーズは新たな方向へ進みだしていることがうかえる。果たして歴史的な脅威を誇った彼らの第2章はどのような物語になるのだろうか。

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