2020.02.18
右肩の負傷から、約2ヶ月ぶりにコートへ戻ってきたブルックリン・ネッツのカイリー・アービング。長期離脱となってしまったが、1月13日(現地時間12日)に復帰戦となったアトランタ・ホークスとの試合では、約20分の出場時間でフィールドゴール11本中10本を沈めて21得点をマーク。その後のゲームでは2連敗を喫しているものの、ユタ・ジャズ戦では32得点11アシスト、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では14得点6リバウンド4アシスト2スティールをそれぞれ記録している。
アービングは復帰後も変わらずスピードとヘジテーションで相手を翻弄し、得意のプルアップジャンパーを披露。ピックアップロールを利用したディフェンスとの駆け引きなど、攻撃的なスタイルは約2ヶ月の離脱があろうと健在だ。16日(同15日)の時点では、ネッツは18勝22敗とイースタン・カンファレンスの8位に位置付けているが、プレーオフ進出をさらに確実なものへと繋げるならば、戦績は5割復帰を目指したいところだろう。ジャズ戦にて見事にトランジションオフェンスを成功させた時には、チームメートを鼓舞して情熱的にハイタッチを交わすなど、これからの巻き返しに気合十分な様子だ。
「状態は良好だ」と、『Clutch Points』に掲載されたインタビューで、右肩の状態について触れるアービング。「一度自分を落ち着かせて健康状態を取り戻すために、コートを離れた。そして自分の肉体に重点を置いたんだ」と話すと、「シーズンの早い段階で、顔面の三箇所を骨折し、中国での遠征では再び顔面を強打した。(ケガによって)失われた時間を取り戻そうと必死な中で、悪化した顔面の骨折が肩の衝突に起因してしまったのだと思う」と右肩負傷の原因について言及した。
事実、アービングは今季開幕前のピックアップゲームにて、顔面の左側に肘打ちを受けて骨折している。さらに中国でのロサンゼルス・レイカーズとのプレシーズンゲームでは、フェイスガードを着用していながらラジョン・ロンドと衝突し、骨折の状態を悪化させてしまっていた。しかしそれでも開幕から出場し続けたことが、本人が語るようにさらに思わぬケガに繋がってしまったのかもしれない。だが今こうして復帰を果たし、16日(同15日)から始まっているリーグの強豪チームであるシクサーズとの2戦、ミルウォーキー・バックス、レイカーズといった4連戦について、「楽しみだよ。競争者として、それらの試練に挑戦したい」と意気込みを表している。
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