2020.01.26

左手薬指の負傷で欠場中のエンビードが練習に復帰「来週に復帰できるといいね」

エンビードは今季、平均23.4得点12.3リバウンドを記録している[写真]=Getty Images
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カメルーン出身のシアカムの球宴選出に「俺のことよりも、パスカルが選ばれたことがうれしいね」

 1月25日(現地時間24日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードがチーム練習に参加した。

 10日に左手薬指の外側側副靭帯断裂の修復手術を受けたエンビードは、最低でも1、2週間の戦線離脱がチーム側から発表されていた。「今は復帰できるように励んでいる。でも俺としてはいい感じなんだ。指の状態はいいと感じてる」とエンビード。

 今季のエンビードは、ここまで平均31.1分23.4得点12.3リバウンド3.3アシスト1.4ブロックをマーク。得点、リバウンド、ブロックでチームトップを誇るエンビード不在時、シクサーズはベン・シモンズの踏ん張りもあり、5勝3敗を記録しており、勝ち越している点は好材料と言っていい。

 ただ、スターターの一角を務めるジョシュ・リチャードソンが左ハムストリングを痛めて2週間前後の戦線離脱が発表されており、チームもイースタン・カンファレンス6位(29勝17敗)。2位のマイアミ・ヒート(31勝14敗)とは2.5ゲーム差ながら、エンビードは「来週にはプレーできるといいね」と意気込んでいた。

 なお、エンビードは先日発表されたオールスターのスターターに選出されたことで、3年連続でスターター入りを決めたのだが、今年は同郷カメルーン出身のパスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)がオールスターに初選出されたことがうれしかったようだ。

「最高さ。うれしかったし、ワクワクしている。俺のことよりも、パスカルが選ばれたことがうれしいね。カメルーンから2人選ばれたんだ。俺たちは8、9年前くらいからバスケットボールをプレーし始めただけに、スターターで選ばれたことには大きな意味がある。カメルーン出身、アフリカを代表して出場できることを誇りに思う」。

 オールスターのロースターはキャプテンに選ばれたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)とレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)によるドラフトで決まるものの、カメルーン出身の両選手がリーグを代表してコートに立つオールスターゲーム本戦は、カメルーンにとって非常にすばらしい日となるに違いない。

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