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4月23日(現地時間22日、日付は以下同)。トロント・ラプターズのフレッド・バンブリートが現地メディアとの電話取材に応じた。
ディフェンディング・チャンピオンのラプターズは、新型コロナウイルスによるシーズン中断時点でイースタン・カンファレンス2位の46勝18敗という好位置におり、プレーオフ出場も確定。
昨季の優勝に大きく貢献したキャリア4年目のスコアリングガードは、48試合に出場して平均35.8分17.6得点3.8リバウンド6.6アシスト1.9スティールと、いずれもキャリアハイの成績を残しており、自己最高のシーズンを送っていた。
シーズン中断から約6週間が経過したことで、バンブリートは「皆はシーズンがキャンセルになるという最悪のシナリオに備えていると僕は思ってる。その中で、自分たちにできる限りのことをしなきゃいけない。選手たちやオーナーたち、そしてリーグもシーズンを再開できるように奮闘している」と口にした。
もし再開できるとしても、無観客かつ通常のNBAチームのアリーナではない場所でプレーすることが予想されるが、バンブリートは自身の考えとしてこう語っている。
「僕はどこであろうとプレーできるだろう。じゃあ誰もいない中でプレーしたいかって? そうは思わない。でもそれは本当に重要なことなの? 今の段階で、そのことについて口論するようなことにはならないと思う。人々の健康が第一であり、最も重要なことだから」。
アダム・シルバー コミッショナーも先日、シーズン再開のためには選手たちの安全性が保障されることを最優先に考えていると話しており、この点がクリアされるかどうかが決断するにあたってカギになることは明らかだ。
また、このまま今季終了となった場合、ドラフトやフリーエージェント(FA)戦線がどのような形で行われるのか、というのも気になるところ。今季終了後に制限なしFAとなるバンブリートは「リーグと選手労働組合は、FAになる選手たちをフェアに扱い、フェアな交渉となるようにしてくれると思う。もちろん、FAの選手たちが損失してしまう部分は出てくるとは思う。でもそれが最小限であってほしいね」と話していた。
来季の契約がプレーヤーオプションの選手たちは、今夏それを破棄して制限なしFAになったとしても、高額な契約を締結できない可能性が十分あるだけに、そのまま行使することが予想される。
一方で、バンブリートのように制限なしFAとなる選手たちにとっては難しい状況になっていることは否定できない。その中で、どこまで理想とする契約内容に近づくことができるのか。今後の展開に注目していきたい。
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