2020.12.11
新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、NBAが今季のレギュラーシーズンを中断した時点で、フェニックス・サンズはウェスタン・カンファレンス13位の26勝39敗(勝率40.0パーセント)。
当初はシーズン再開プランに入っていなかったものの、プレーオフ出場圏内にいる8位のメンフィス・グリズリーズ(32勝33敗/勝率49.2パーセント)と6.0ゲーム差だったため、7月31日(現地時間30日、日付は以下同)からフロリダ州オーランドでスタートする今季の第二幕へ参戦できる資格を得た。
これにより、2010年を最後にプレーオフから遠ざかっていたサンズにとって、10年ぶりにプレーオフという大舞台へ返り咲くチャンスをつかんだのだが、チーム3番手の得点源ケリー・ウーブレイJr.の出場は厳しいようだ。
キャリア5年目の24歳、ウーブレイJr.は昨季ワシントン・ウィザーズからトレードで加入後、サンズの先発スモールフォワードに定着。今季は56試合(うち先発は55試合)に出場して平均34.5分18.7得点6.4リバウンド1.5アシスト1.3スティールをマーク。
今年オールスターに代替選出されたデビン・ブッカー(平均26.1得点)、ディアンドレ・エイトン(同19.0得点)に次ぐチーム第3の得点源として活躍していたウーブレイJr.は、3月4日に右膝の半月板断裂を修復すべく、関節鏡視下手術を断行。
当初は術後4週間以内に再診断と報じられていたが、6月18日に『The Stadium』のシャムズ・シャラニア記者が今季の第二幕には戻ってこないだろうと報じた。
スラッシャーとして相手リング下を強襲するウーブレイJr.は、ブッカー(平均2.0本)に次ぐチーム2位タイの平均1.9本もの3ポイントを沈めてきただけに、サンズにとっては大きな痛手。ウーブレイJr.の代役には、2年目のミケル・ブリッジズが務めることになるだろう。
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