2020.08.06
8月3日(現地時間2日、日付は以下同)に行われたブルックリン・ネッツとのシーディングゲーム(順位決定戦)の第2戦。ワシントン・ウィザーズは110-118で勝ちきれず、2連敗を喫した。
イースタン・カンファレンス9位のウィザーズにとって、8位のネッツとの直接対決を制することができればゲーム差が1.0縮まる絶好の機会だったのだが、終盤に点を奪うことができず、ネッツとのゲーム差は7.0まで広がってしまった。
「僕らとしてはどうしても勝ちたい一戦として臨んだんですが、こういう形になってしまってすごい悔しいです」と振り返った八村塁は、約32分のプレータイムで9得点4リバウンド4アシスト1スティール1ブロックと不発に。
「相手もしっかりとスカウティングしてきてて、僕のやりにくいように守ってたと思いますし、ダブルチームにきたり、トリプルチームしてきてたので、シュートを打つチャンスがあまりなかったという感じはしました」と八村が明かしたように、この日はフィールドゴールわずか6本しか放てず、不完全燃焼に終わった。
ネッツはランス・トーマスやロディオンス・クルッツを八村へマッチアップさせつつ、スイッチでガードの選手が対応。ペイントエリアに近づいたらジャレット・アレンを筆頭にカバーに入り、八村にシュートチャンスを与えないディフェンスを遂行。
「ネッツのディフェンスを褒めるべき。いろんなパターンを使って小柄の選手でルイを止めにきた。複数で守っていたね。ルイがもっと得点しやすいように、私も工夫しなければならない」とスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は言う。
#八村塁 選手、今日初のフィールドゴール❗️#RepTheDistrict |@rui_8mura pic.twitter.com/2twwLWEtQF
— ワシントン ウィザーズ 🏀 (@washwizardsjp) August 2, 2020
それでも、指揮官は「今日は彼のベストゲームではなかった。だがそういう状況でも、なんとかしのいでチャンスを作らなければならない。今日は彼のベストではなかったが、ルイならすぐにバウンスバック(挽回)できる。今季は不調のゲームの後には必ず持ち直している」と2日連続となる4日のインディアナ・ペイサーズ戦に向けて期待を寄せていた。
ネッツはキャリス・ラバート(34得点7リバウンド)、ジョー・ハリス(27得点7リバウンド)、アレン(22得点15リバウンド)というコアメンバーを中心にウィザーズから逆転。第4クォーターにはハリスの2本連続の3ポイントとアタックモードに入ったラバートの活躍で再開後の初勝利を飾った。
ウィザーズはトーマス・ブライアントが30得点13リバウンド、トロイ・ブラウンJr.が22得点10リバウンド8アシストを挙げる活躍を見せ、ネッツ相手に接戦の展開に持ち込んでいただけに、悔しい敗戦となったことは否めない。
「まだ終わってはいない。現実的には厳しいが、我々は戦い続ける。皆が成長すること、戦い続けることにコミットしている。この先の6試合、ものすごくタフな試合が待ち受けている。リーグ屈指のチームとの対戦だが、皆この経験を活かして成長していく」。
試合後にブルックスHCがそう語ったように、ウィザーズは勝利を目指して今後も戦い続けていくしかない。まずは4日のペイサーズ戦で再開後に初勝利すべく、ネッツ戦の敗戦から切り替えて臨んでほしいところだ。
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