2020.10.12

17回目の優勝を成し遂げたレイカーズ…己の使命を果たしたレブロンが心境を語る

10年ぶり、17回目の優勝を遂げたレイカーズ[写真]=Getty Images
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己の使命を果たしたレブロン

「あなたたちと一緒に優勝を祝えることが楽しみです。このトロフィーをロサンゼルスに持ち帰ります」。NBAファイナル第6戦終了後、ロサンゼルス・レイカーズがチャンピオンシップに輝き、チームオーナーのジニー・バス氏はインタビューに応じ、地元で待つファンに向けてメッセージを送った。

 約3カ月に及ぶ“バブル”と呼ばれる隔離された環境のなか試合は開催され、従来通りの大規模に観客を収集するスタイルで試合は行われなかった。しかしバーチャルで観戦ができるように手配されるなど、ファンは離れていても常にチームと心をともにしていたはずだ。バス氏が述べたように、球団として10年ぶり17回目の優勝を成し遂げたレイカーズのメンバーは、ホームのロサンゼルスへ帰還する。

 このように難しい環境の中でNBAファイナルは行われたわけだが、レブロン・ジェームスは17年のNBAキャリアで、これまでマイアミ・ヒートで2回(2012年、2013年)、クリーブランド・キャバリアーズで1回(2016年)とファイナルMVPを受賞してきた。このチャンピオンシップで、異なる3つ目のチームでキャリア4度目のファイナルMVPを獲得したことは、極めて歴史的な偉業と言える。現地メディアも、もしレブロンがそれを達成すれば、さらに選手としてのランクを上げることになるとシーズン中に言及。現実となった今、今後は歴代のレジェンドたちと比較される機会が増えることだろう。

「本当に(この優勝は)多くの意味を持つと思う。このチームにやってきた時、ジニーにこのフランチャイズを本来あるべき場所に戻すと話した。歴史的なチームの一員になれることは信じられないことで、トレーナーやコーチなどここにいる皆、僕自身もリスペクトを勝ち取りたかった」と、試合後レブロンはコメント。「肉体も精神もすべてを捧げて、プレーオフの試合も1度も欠場することもなかった。最高のチームメートになるには、自分がコートに立つこと。それこそが僕が大切にしていることだよ」。

 過去6シーズンのレイカーズはプレーオフに進出できず、名門からは程遠い球団になっていた。しかし2年前、レイカーズへ移籍したレブロンはステープルズ・センターに掲げられた数々の永久欠番を目にし、伝統ある球団の復活のために、並々ならぬ闘志と揺るがぬ精神でここまで戦い抜いてきた。こうして晴れやかにフィナーレを迎え、彼はまたNBAに歴史を残したことだろう。