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10月13日(現地時間12日、日付は以下同)。『ESPN』が2020-21シーズンの“あまりにも早すぎる”パワーランキングを発表した。トップ10チームは以下のとおり。
■『ESPN』による2020-21シーズンのパワーランキング
1.ロサンゼルス・レイカーズ
2.ロサンゼルス・クリッパーズ
3.ミルウォーキー・バックス
4.デンバー・ナゲッツ
5.ダラス・マーベリックス
6.ゴールデンステイト・ウォリアーズ
7.ボストン・セルティックス
8.フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
9.マイアミ・ヒート
10.ブルックリン・ネッツ
今季の覇者レイカーズがトップで、クリッパーズは2位とロサンゼルス勢がトップ2にランクイン。さらにリーグトップの戦績でレギュラーシーズンを終えたバックス、プレーオフでウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったナゲッツ、ルカ・ドンチッチ擁するマブスがトップ5入り。
続いて今季リーグワーストの戦績に終わったウォリアーズ、イースト決勝まで勝ち上がったセルティックス、新たな指揮官にドック・リバースを迎えたシクサーズ、今季イーストを制したヒート、スティーブ・ナッシュをヘッドコーチ(HC)に据えたネッツが名を連ねた。
そんな中、ウォリアーズでプレーした経験を持つマット・バーンズ(元ウォリアーズほか)が『ESPN』の「The Jump」へ出演し、古巣ウォリアーズについて助言していた。
「俺が言えるのは、ウォリアーズはベンチ陣を再構築する必要があるということ。あのチームにとって、ベンチ陣はいつだってすごく大きなカギになっていたからだ。アンドレ・イグダーラ(現ヒート)、ショーン・リビングストン(元ウォリアーズほか)、デイビッド・ウェスト(元ニューオーリンズ・ホーネッツほか)、パトリック・マコー(現トロント・ラプターズ)。あのチームにはベンチから多くのものをもたらすことができる選手たちがいた。俺が言えるのは、ベンチの選手層を厚くすることだね」。
18-19シーズンまでの間、ウォリアーズは5年連続でNBAファイナルまで勝ち上がり、3度の優勝を飾った。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという強固な基盤にケビン・デュラント(現ネッツ)というスーパースターがいたのだが、ウォリアーズにはイグダーラやリビングストン、ウェストに加え、リアンドロ・バルボサ(元フェニックス・サンズほか)など効果的な働きで勝利に貢献する自慢のベンチ陣がいた。
だが現状ではカリー、トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、グリーンの周囲にはエリック・パスカルやデイミオン・リー、マーキーズ・クリス、カイ・ボウマン、ケボン・ルーニーといった選手たちがいるものの、チャンピオンシップ争いに参戦するためには経験、実力の両面で不足していることは否めない。
もっとも、現時点ではドラフトとフリーエージェント(FA)戦線が始まっていないため、来季に向けて現有戦力のままで臨むことはまずないだろう。
キャップスペースに余裕もないため、補強は1巡目全体2位指名権を保持するドラフトとトレードが中心となり、FAは低年俸で獲得するくらい。仮にドラフト指名権を絡めたトレードを断行するにしても、複数の選手を放出することになれば選手層はさらに薄くなってしまう。
だが来季、健康体を取り戻したカリー、トンプソン、グリーンが戦列復帰することさえできれば、ウォリアーズのプレーオフ進出は堅いだけに、優勝候補へと浮上するためにも、バーンズが助言したベンチ陣の強化をしていきたいところだ。
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