2021.02.06

キャリア18年目のレブロン・ジェームズ…常に高みを目指す情熱を語る「自分の能力に限界を定めたことは一度もない」

キャリア18年目、36歳になった現在も高いパフォーマンスを続けるレブロン[写真]=Getty Images
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限界を定めず、より優れた選手を目指すレブロン

 今シーズン、NBAキャリア18年目を迎えて36歳となったロサンゼルス・レイカーズレブロン・ジェームズ。プロ入りを果たす前から“選ばれし者”と呼ばれ、非凡な才能を発揮してここまで栄光の道をたどってきた。そして年齢的にもいよいよキャリアが終盤であり、今までの実績を踏まえれば、歴代の偉大な選手たちと同じ領域へとたどり着きつつあることに疑いの余地はない。

『Bleacher Report』によれば、レブロンは2月5日(現地時間4日)に行われたデンバー・ナゲッツ戦において、開幕から少なくとも15得点5リバウンド5アシストをもっとも長く記録し続けた選手になったという。この試合で彼は連続記録を『23試合』に伸ばし、2番目の記録である2011ー12シーズンのマイアミ・ヒート時代に自身がマークした22試合を上回ることになった。

 本来36歳となれば、全盛期のような戦いが難しくなってくるが、肉体と精神のケアを毎年徹底的に行っているレブロンにもはや隙はない。『The Athletic』によれば、「向上し続けるためにも、自分の能力に限界を定めたことは一度もない」と、試合後に彼はコメントしている。また今季開幕前の短いオフシーズンについて、その準備期間で取り組んだことを以下のように語っている。

「そしてどうすれば自分はさらに優れた選手になれるのか、そういったマインドセットもずっと育んできた。今回のこの短いオフシーズンは、好ましい状況ではなかったと思う。試合における自分自身の改善点を分析する機会が本当になかったからね。けれど賢く抜け目なく時間を有効に活用した。特に肉体や精神的な部分、それからより優れた選手としてシーズンに戻れることを念頭に置いた」

 昨シーズンは10月半ばまでプレーしていたこともあり、今季レブロンの平均出場時間は33.6分とキャリアでもっと短い時間となっている。しかし彼は2連覇に向けてシーズンを長期的に捉えており、コートに立つ時間を調整しながらも平均25.1得点7.8リバウンド7.7アシストと依然として高いパフォーマンスを維持している。「今は昨季の自分よりも良い状態であることを実感しているよ。どんなディフェンスでも突破できる感じがするんだ」と彼はコメントしており、その情熱と自信とともに、球団としてフランチャイズ記録となる18回目の優勝を目指していることだろう。

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