2021.02.11

レイ・アレンが現役時代のコービーとの関係について「トラッシュトークはなかったが、お互いに尊敬しあっていた」

2010年NBAファイナル第7戦でのコービー(左)とアレン(右)[写真]=Getty Images
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同じ96年にドラフトされたコービーについてアレンが語る

 NBAにおいて歴代屈指のシューターと呼ばれるレイ・アレン。レギュラーシーズン通算3ポイントシュート成功数では2,973本で歴代1位に君臨しており、1996年から2014年までの現役生活のなかでは、ボストン・セルティックスとマイアミ・ヒート在籍時に優勝を経験。特に2013年のサンアントニオ・スパーズとのNBAファイナル第6戦では、3点ビハインドの場面から試合時間残り5.2秒に起死回生となる3ポイントシュートを決めて同点に追いつき、ヒートの2連覇に大きく貢献したことは有名だ。

 正確無比なアウトサイドシュート、大舞台で活躍できるメンタリティを備え、非常にストイックな性格でもあったアレン。間違いなくNBAレジェンドの一人に数えられる彼が、『CBS』のインタビューをとおして、今シーズン注目していることや現役時代の話を明かした。そのなかには同じ1996年にドラフトされた同期であり、2008年と2010年にファイナルの舞台で戦ったコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)に関するエピソードも含まれていた。

 アレンはまだプロ入りを果たす前の若かりし頃のコービーを回顧し、「彼が1996年にドラフトされたことを覚えている。高校からプロ入りを果たすということもあって、彼はとても興奮していたよ」とコメント。「ドラフトコンバイン(ドラフト前に各球団で行われる候補生たちの身体能力測定や個別面談などのこと)に向かうバスの中で、私は彼と会話をしていたのだけれど、ドラフトされることを本当に喜んでいる様子だった。それが今でも覚えていることだ。彼が成し遂げた数々の偉業よりも、プロになる前のあの高揚感と情熱にあふれた彼の表情が印象的だった」と語っている。

 コービーは憧れのマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)と直接対決するために、大学には進学しなかった。壮大な夢を持っていたコービーの当時の表情は、アレンにとっても忘れられないものだったのだろう。

 またアレンはコービーと現役時代にトラッシュトークをやりあっていたかと質問されると、「正直なところ、私とコービーにトラッシュトークはなかった」と答えてみせた。「ただそこには、お互いに相手をリスペクトしあう気持ちがあったんだ。だから私たちの間では、トラッシュトークは決して起きなかったよ」とコメントしている。

 NBAにおいて、トラッシュトークはいわばお互いの闘争心を最大限に引き出し合うコミュニケーションだ。アレンもコービーもスーパースターであり、歴代に名を連ねる競争心の持ち主であったことは間違いない。しかしアレンが述べたようにお互いに敬意を表していたからこそ、余計な言葉を交わさなくても、彼らは高い次元で最高の駆け引きをしあえたのかもしれない。

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