2021.03.29

八村塁がディフェンスについて「守る前の準備が大事じゃないかなと思っています」

ピストンズ戦で強烈なスラムダンクを決めた八村[写真]=Getty Images
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「ボールが来る前からフィジカルにコンタクトしていくのが重要」

 3月29日(現地時間28日)、ワシントン・ウィザーズはホームでデトロイト・ピストンズと対戦し、106-92で勝利。前半終了の時点で68ー41と大きくリードすると、後半は逆転を狙うピストンズの猛攻を退け、最終クォーターには再びリードの拡大に成功。ラッセル・ウェストブルックが19得点19リバウンド10アシストと今シーズン15度目のトリプルダブル、負傷退場したブラッドリー・ビールも17得点をマークするなど、連敗記録ストップに貢献した。

 特にこの試合で大きなハイライトプレーを残したのは八村塁だ。第1クォーター残り1分34秒、ウェストブルックとの連携でパスを受け取ると、ワンドリブルからすかさず空中へと舞い上がり、ブロックショットを試みたアイザイア・スチュワートの上から強烈なスラムダンクを炸裂。実況やベンチメンバーも思わず興奮するプレーを披露し、最終的に14得点6リバウンドを記録した。

 3月は4回の20得点オーバーを達成するなど、ビールとウェストブルックに続いてチームのオフェンスをけん引している八村。だが守備にも意識を置いており、同日の試合後、八村はディフェンスで取り組んでいることに関して以下のように語った。

「僕はだいたいボールを持つベストプレーヤーを守っているんですけれど、そのボールが来る前からフィジカルにコンタクトしていくのが重要ではないかなと思っていて。それが審判にも『僕はこういうふうに守るんだ」と伝えることができますし、相手のベストプレーヤーにも『僕は下がらないよ』と、伝えるという意味で、守る前の準備が大事じゃないかなって思っていて、それをずっと続けています。あとは感覚ですかね。何試合も続けてきているので、そのなかでいい感覚でできているなって思います」

 今シーズンはこれまでレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジェームズ・ハーデンカイリー・アービング(ともにブルックリン・ネッツ)といったスーパースターたちともマッチアップしてきた八村。強靭なフィジカルを生かしてポストプレーを阻止し、対面ディフェンスでもコンテストをしてショットにプレッシャーを与えている。シーズン2年目、すでに攻守両方でチームの中心を務める八村の成長ぶりは目覚ましいものだ。

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