2021.03.28

八村塁のポスタライズダンクをチームメートやHCが絶賛「最高だ。もっとやってほしい」

ダンク後に闘志に満ちた咆哮を見せた八村[写真]=Getty Images
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 3月28日(現地時間27日)、ワシントン・ウィザーズはホームでデトロイト・ピストンズと対戦し、106-92で勝利した。

 この試合に先発した八村塁は、第1クォーター残り1分36秒にハイライトプレーを見せる。ラッセル・ウェストブルックとの連係からフリースローライン付近でパスを受けた八村は、すぐさまゴール下に切り込んで跳躍。ブロックに飛んだアイザイア・スチュワートを物ともせず、その上からたたき込むように豪快なワンハンドダンクを炸裂させた。


 得点後の咆哮も相まって非常に印象的なシーンとなったこのプレー。八村のダンクで29-19と2ケタリードを手にしたウィザーズは、勢いそのままに前半だけで68得点を挙げる猛攻を見せ、試合の主導権を握るに至った。その後もは得点を重ねた八村はチームで2番目に長い35分4秒のプレータイムが与えられ、14得点6リバウンド1スティールを記録した。

 試合後の会見で八村は第1クォーターに決めたダンクについて、「ずっと負けていてチームに変な雰囲気もあったので、何か切り替わるようなことがほしかったので、そのなかでダンクを決められて良かったです」とチームを鼓舞する気持ちも込めていたと明かした。そうした背景もあってか「キャリアベストダンクの一つでは?」という質問に対しても、「トップ3くらいか。もしかしたらNo1候補かも」と満足げな笑みを浮かべていた。

 実際、八村のダンクはチームに好影響を与えていたようだ。ウェストブルックは八村のダンクについて、「素晴らしかった。リング周りで彼があれだけ積極的だと相手はなかなか止められない」と絶賛。また、ロビン・ロペスも「みんなにエナジーが広がる。どんなプレーでもチームメートが活躍するとうれしいが、周りに与える刺激の量だとダンクが究極のプレーだ」と八村のダンクがチームを奮い立たせていたことを明かした。

 さらに、スコット・ブルックスHCは八村はダンク後に見せた闘志に満ちた咆哮に関して「最高だ。もっとやってほしい」とコメント。続けて「今日は序盤から気持ちを前に出してプレーした。チームが第3クォーターで苦しんだ後。第4クォーターにたびたびいいプレーでチームを引っ張った」とチームをけん引する姿勢を称賛した。

 特に得点面での貢献については「ポストアップから要所で得点した。チームに必要な貴重な得点だった」と話し、コンディションの都合で得点源のブラッドリー・ビールが後半欠場するなか。「塁が右のポストから第4クォーターに貴重な得点を取ってくれた」とエースの穴を埋める活躍ぶりを褒め称えた。

 NBA2年目となり、チーム内でますます存在感を高める八村塁。今後もその活躍から目が離せない。

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