2021.05.12

今季の新人王候補の1人であるラメロ・ボール「それを目標とは思っていない」

今シーズン、注目されているルーキーの1人であるラメロ[写真]=Getty Images
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「プレーオフに出場できるように力を尽くしている」

 今シーズン、シャーロット・ホーネッツのルーキーとして活躍しているラメロ・ボール。ドライブや3ポイントシュートといった得点力に加えて、優れたコートビジョンと天性のパスセンスを兼ね備えており、今季開幕前からその才能が注目されていた。

 今年1月には史上最年少でトリプルダブルをマークし、また5月12日(現地時間11日)の時点で17回の20得点超えを記録。シーズン途中に手首を骨折したものの、その後は無事に復帰を果たし、平均16.0得点5.8リバウンド6.2アシスト1.6スティールという数字を残している。

 同日時点で東の8位に位置付けているホーネッツの中心選手であり、今季のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)の有力候補の1人とされているラメロ。ここまでのパフォーマンスと実績ならば、ラメロが新人王を受賞する可能性は十分にある。しかし当の本人はそれが今季の目標ではなく、あくまでプレーオフ出場にフォーカスしていることを、『New York Times』のインタビューを通して語っている。

「それ(新人王)を目標とは思っていない」と話すラメロは、「わかっていることは、試合に出場して、僕が自分自身を見失ってはいけないということ」とコメント。「シーズンは続いているから、まだ戦い続けなければいけない。プレーオフに出場できるように力を尽くしているし、その目標に向けて今はプレーに集中している」と、言葉をつづっている。

 ルーキーでありながら、ホーネッツのオーナーであるマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)や指揮官のジェームズ・ボレーゴHC(ヘッドコーチ)、ほかにもリーグの選手たちからその才能を認められているラメロ。ホーネッツのプレーオフ進出のためにも、残りのレギュラーシーズン、そして来たるプレーイン・トーナメントを全力で戦っていくことだろう。

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