2021.05.21
今シーズン、昨季の故障から完全復活を果たし、再び支配的なパフォーマンスを披露してきたゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー。33歳という年齢でありながら今季はキャリアハイとなる平均32.0得点をたたきだし、見事にキャリア2回目となる得点王が確定した。これは33歳以上で得点王に輝いたマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に続くNBA史上2人目の快挙であると、『ESPN』が報じている。
また同メディアによると、ジョーダン、ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)に並んで、得点王、シーズンMVP、リーグ制覇を複数回達成した史上4人目の選手になったそうだ。
あらためて現役最高の選手の1人であることを証明したカリー。今シーズンは2016年以来となるシーズンMVPの受賞の可能性もあるなか、プレーイン・トーナメントでウォリアーズと対戦するレイカーズのレブロン・ジェームズは、「今シーズン彼がしてきたことに目を向けてみてくれ」と、カリーのパフォーマンスについて言及。「もしMVPを選ぶとしたら、ほかに検討がつかないよ」と、コメントをつづっている。
またレブロンは続けて、「たびたび僕らは、誰が最高の記録をたたき出したのか、数字ばかりに注目してしまう。今年は誰が最高のシーズンを送ったのか、ではなくね」とし、「僕の意見に過ぎないけれど、ステフはそういう最高のシーズンを送っていたと思うよ」と、言葉を残している。
シーズンMVPが選出されるうえで、シーズンで残した成績が関わってくることは間違いない。カリーの場合は平均32.0得点5.5リバウンド5.8アシスト1.2スティールと文句なしの成績を残した。だがそれ以上にインパクトのあるプレーを披露し、ウォリアーズの勝利に貢献したことに対して、レブロンは高く評価したのかもしれない。
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