2021.10.04
今夏成立した5チーム間の大型トレードで、カイル・クーズマはロサンゼルス・レイカーズからワシントン・ウィザーズへ移籍することとなった。
26歳のフォワードは、昨季までの4シーズンをレイカーズで過ごし、平均15.2得点5.6リバウンド1.9アシストを残しており、2020年にはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスらと共にNBAチャンピオンにも輝いた経験を持つ。
8月26日(現地時間25日、日付は以下同)に『NBC Sports Washington』へ掲載された記事の中で、クーズマは「この球団へやって来た時にトミー(シェパード/ゼネラルマネージャー)が、このチームが僕へ大きな期待を寄せていると言ってくれた。僕はその期待を裏切りたくはないんだ」と語り、新天地で迎える今季に向けてこう意気込んでいた。
「このオフ、僕は自分のボールハンドリングスキルを磨き上げることができた。レイカーズにいた昨シーズン、僕は誰かオープンになる選手へ、オープンショットを打たせることができるパサーになれる能力があることを見せることができた。僕としては、そこにハンドリングスキルを加えて、一貫したプレーをしてより強靭になれば、オンボールでプレーする選手になれると思っている」。
ウィザーズにはオールスターのブラッドリー・ビールが絶対的なエースとして君臨しているほか、新加入のスペンサー・ディンウィディーも得点力とプレーメイク力を兼備しており、この2人が主にハンドラーを務めることが予想できるが、先発スモールフォワード入りが濃厚なクーズマが彼らを操ることもあるかもしれない。
「スコアラーとして脅威になるだけじゃなく、仲間たちをオープンにさせる選手として脅威になること。そうすればルイ(八村塁)にオープンショットを打たせられるし、ブラッドもイージーショットを打てる。それにスペンサーがリング下へ侵入するのを助けることができて、(ダニエル)ギャフォードへピック&ロールからロブパスを繰り出すなど、ハンドリングスキルを磨いたことで、多くのことができるようになるんだ」とクーズマは自信をのぞかせていた。
もちろん、クーズマにはオールラウンダーとしてオフェンス面だけでなく、堅実なディフェンダーとしても期待がかかるはずだ。ケンテイビアス・コールドウェル・ポープと共に、NBAで優勝経験を持つ実力者として、今季クーズマがウィザーズへどんなインパクトを与えることができるのか。開幕まで楽しみに待ちたいところだ。
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