2022.02.08
2019年の覇者トロント・ラプターズは、昨季8シーズンぶりにプレーオフ進出を逃がしたことで、パスカル・シアカムにはトレードのウワサが飛び交っている。
一時はゴールデンステイト・ウォリアーズやサクラメント・キングス、ロサンゼルス・クリッパーズが関心を示していると報じられていたのだが、8月27日(現地時間26日、日付は以下同)に『SiriusXM NBA Radio』へ代理人のトッド・ラマザーが出演し、トレード要求について否定。
さらには翌28日に『NBC Sports』へ掲載された記事の中で「彼はあそこを愛している。それにチャンピオンシップも勝ち取ったんだ。我々にとって、そう(チームを出たいと)思うことはないし、その思いは変わらない」と切り出し、さらにこう続けていた。
「(新型コロナウイルスの)パンデミック、それにラプターズがプレーオフ出場を逃したことで、(トレードについて)数多くの推測がされているだけ。だがパスカルは(トレード志願について)何も口にしてはいないんだ。あくまでオフシーズンに向けたくだらないネタのようなもの」。
2016年のドラフト1巡目27位でラプターズから指名されたカメルーン出身のフォワードは、チーム傘下のGリーグチーム(ラプターズ905)でもプレーし、経験を積んで徐々に成長を遂げ、19年に最優秀躍進選手賞(MIP)に選ばれており、同年にNBAチャンピオンにもなった。
翌20年にはオールスター入りを果たし、オールNBAセカンドチームにも選出された。昨季はアワードとは無縁だったとはいえ、ラプターズの主力として平均21.4得点7.2リバウンド4.5アシスト1.1スティールを残しており、チームの得点源であることに変わりはない。
ラプターズは昨季、移動制限のためにホームをトロントからフロリダ州タンパ・ベイにしていたものの、今季は2シーズンぶりに熱狂的なファンが集まるトロントでホームゲームを開催できることから、昨季逃したプレーオフへ返り咲くべく、シアカムは闘志を燃やしていることだろう。
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